塾と通信教育どっちがいいか?というのは、中学生その子のタイプや性格にもよります。
また、私達親のタイプでも塾と通信教育どちらがいいかは変わってきます。
また目指す高校のレベルでも違います。
自分がどのタイプに当てはまるのか、一緒に見ていきましょう。
塾と通信教育 どっちを選ぶ?
塾と通信教育を単純に比較してみると
塾・・・日にちと時間が決まっていて強制的に勉強をする
通信教育・・・家で与えられた課題をこなす
これが大きな違いです。
中学校で習うことは暗記ものが多いので、成績はたいがい勉強時間に比例します。
どのくらい勉強時間が取れるか?というのが塾を選ぶか通信教育を選ぶかの違いにもなってきます。
塾を選ぶと良いタイプの中学生
塾へ行くと、授業だけじゃなくて演習時間もあるので自動的に勉強時間が増えます。
よく、通信教育の教材に『部活で忙しい中学生に最適!!』みたいなことが書いてありますよね。
でも私の肌感から言うと、部活で忙しい普通の中学生ほど塾へ行ったほうが良いです。
確かに部活で忙しい中学生は早く家に帰って、気力・体力ある時にこそ、勉強できた方が楽だし、私達親も送迎や夕飯づくりが楽なんですが・・・
通信教育教材に書いてあるような、メリハリをつけて勉強できる子は本当に少ないです。
たいがい疲れに負けてしまって寝てしまうものなですよね。
とは言っても、塾で寝てる子もいるらしいのでどっちもどっちなのかなとも思いますが、強制力のある塾へ行ったほうが、部活で忙しい中学生ほど勉強時間が確保できるのは間違いありません。
また勉強しなきゃと思うけどついついスマホに手が・・・とか、ついついテレビを見てしまって・・・というタイプの子も、塾がおすすめです。
平日は時間があまりないから宿題を済ませてちょっとゲームして寝るという生活リズムで整いますが、夏休みなどの長期休暇に入ると途端に自由時間が増えてだらけがちに。
普段は通信教育で、夏期講習だけ受講するという方法もありですが、どちらにせよ自分になかなか厳しくなれない子も塾がおすすめです。
通信教育で頑張れる中学生
通信教育で頑張れる中学生は、普段から与えられたことはきちんとやるタイプの中学生です。
最近の通信教育は、タブレットタイプの学習を選択すると、自動で学習予定を立ててくれるAIなどが搭載されているものばかり。
部活の予定や習い事の予定を入力すると、学習予定が自動で組み立てられるのでその予定に従って教材をこなしていきます。
塾と違うところは、分からないなと思ったら授業動画を自分で観ようと思って見なくてはいけないところ。
あと顔などを見ながら「分かってる?」と話しかけてくれる先生がいないこと。
授業めんどくさいな、家で問題集解いてればよくない?というタイプの中学生は通信教育が向いています。
あとは自分を律して計画通りに学習を進められる子です。
ときどき、通信教育は質問ができないとか、先生がいないからやる気がとか言われていますが、そのあたりは塾でも同じかなと思っています。
質問する子は誰にだって質問するし、しない子はしないので。
どっちかには家での演習量や暗記時間の長い方が学習効率は良いので、通信教育できちんとできるならこっちの方がお金の面でも時間の面でも効率が良いんですよね。
だけど、きちんとできる子の方が少ないのかなという感じがしています。


塾と通信教育 中学生のタイプ別比較
塾へ行っている中学生の中には
- 塾へ行って成績を上げたい中学生
- みんなが行っているから行きたい中学生
の2つのパターンがあります。
そして通信教育だけの中学生は
- 塾へ行きたくないと言っている中学生
- 親が家計の面で通信教育にして欲しいと言っている中学生
の2つのパターンがあります。
塾へ行って成績を上げたい中学生
個別指導塾ではなく、進学塾へ行きましょう。
そして苦手があってなかなか成績が上がらない場合、次の手を考える方が効率よく学習を進められます。
自発的に勉強したいという気持ちがあるのなら、勉強はできるはずなので集合教育で十分成績が伸びてくるはずです。
みんなが行っているから塾へ行きたい中学生
現在の成績を見て、問題ないなら塾へ行く必要はありませんよね。
ただ、みんなが行ってて自分だけ行ってないのが不安すぎるというのなら、夏期講習や中3の夏ごろから塾へ行ってもいいかもしれません。
塾へ行けば勉強時間も増えますが、家庭学習をたくさんやって成績を維持している子の場合、選ぶ塾によっては自主学習時間が減ってしまって成績が下がることもあるので注意してください。
塾へ行きたくないと言っている中学生
行きたくない塾へ高いお金を払っていく必要はありません。
公立高校の問題は教科書からしか出題されないので、家でしっかり学校の復習ができれば、本当なら塾はいらないはずなんです。
塾へ行きたくないなら、家庭学習を充実させなくてはいけませんよね。
そういう場合は、塾へ行かないのなら家での勉強を頑張ろうということで、通信教育を考えてみてください。
それで成績が維持できるのなら受験まで通信教育のままでも問題ないですよ。
私の周りでは進研ゼミだけで合格したという子が多いです。

親が家計の面で通信教育にして欲しい中学生
家計の面で通信教育にして欲しい場合、とりあえず通信教育をやってみましょう。
その場合は、進研ゼミかスマイルゼミがおすすめです。
どちらも同じような価格で受講できます。
スマイルゼミは退会後もタブレットがそのままタブレットとして使えます。
進研ゼミはAIスピーカーという便利なロボットが付いていて、分からないことがすぐに解消できます。


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中学生の塾と通信教育を比較するときの注意点
中学生向けの塾と通信教育は、本当は比較することはできません。
ぶっちゃけ、塾へ行かせた方が私達親は安心できます。
塾へ行っている時間、ちゃんと勉強している、勉強してきたと思えるからです。
家でやっていると、だらだらしていたり、ちょっと休憩と言ってトイレに行く姿も目に入ります。
また見守りなんちゃらで、○時間勉強しました!と来ても、それが多いのか少ないのがわからないので。
ただ、塾へ行ってもその間ずっと集中して勉強しているかというとそういうわけでもなくて、トイレ行きたいなーと思って先生の授業が入ってこないこともあるし、疲れたなーと思ってボーっと外を眺めていることもあるんです。
だから、どっちがいいかというのは本当は分からないんですが、私達親にとっては安心できるのが塾というわけなんですね。
また、どうしても分からない、成績が伸びない物に関しては、塾に行く方が成績が伸びるのも確かだと思います。
もう一度、同じところを習ったり、同じところを学校の先生とは別の分かりやすい説明で教えてもらえると「そういうことだったのか!」と理解が深まることもあるからです。
数学でいつも95点とか取れている子は、数学の塾に行く必要はないし、そんなに得意なら家でちょっとハイレベルな問題集を解いていたほうが力が付きます。
塾に行くか行かないか、塾と通信教育どっちがいいかというのは、本質を突き詰めれば
- 私達親はどちらが安心できるか
- 子供がどっちの方が安心できるか
この2点に尽きるのではないかと思います。
通信教育も良いのかな?と思うなら、一度やって見たり、資料を取り寄せたりして問題を解いてみて、お子さんの反応を見てみるのもありですね。
また、公文のような感じのレベルの高い先取り学習がしたいなと感じているのなら、Z会asteriaが一番おすすめです。

通信教育にもいろいろありますし、塾も沢山ありますよね。
自分達の納得できる方法が見つかるよう、色々と検討してみてくださいね。
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