大学受験をするのに英検を持っていないと良くないことがあるのでしょうか?
例えば推薦を受ける際に自分と同じような子がもう一人いて、英検を持っている子の方が優遇されて合格になったりすることがあるのだとしたら英検は取っておきたいですよね。
とはいえ、もう英検なんてとっている時間はない・・・と言う人もいると思います。
そこで、高校生の息子のいる母として、大学受験の際に英検を持っていないと良くないのかどうかについて調べてみましたのでご紹介していきます。
大学受験をするのに英検を持っていないのは良くないの?
大学受験をするために英検が必要か?英検を持っていないと良くないのか?というと、そんなことはありません。
英検を持っていなくても大学受験はできますし、英検なんて級によっては持っていても何の関係もないところの方が多いくらいです。
ですが2020年の教育改革以来、大学受験時に英検を持っていることで英語の点数が加点される、得をすることが増えてきています。
そのため「大学受験をするなら英検を持っていた方が良い」と言われるようになりました。
英検を持っていると得をすることについてもう少し詳しく見ていきましょう。
英検を持っていないデメリット
英検を持っていないデメリットとしては、英検による加点を受けられないことにあります。
とはいえ、英検加点を行っているのは総合型選抜や学校推薦型選抜といった、いわゆる「推薦」の試験である場合がほとんどです。(準1級以上になると一般選抜でも加点があります)
推薦を利用しない一般入試には英検加点を行っている学校は2021年度入試を見る限りではまだ少ないですが、これから増えてくることも予想されます。
もし受験しようと思っている大学が英検加点を採用していた場合、入試のとき「英語はもう〇点は確実にあるから大丈夫」と思えた方が気持ちにゆとりも生まれます。
もし同じくらいの学力の子が一緒に入試を受けた場合、同じ点数でも英検を持っている子の方が5点~高ければ100点満点まで点数が加算されることになるので、どうしても点数が追いつかなくなることもあります。
もし英検を持っていないのであれば、英検加点のない大学を選べば有利不利なく受験することができますのでそちらがおすすめですが
それによって志望校を変えることになったり、志望校の選択が狭くなってしまうことを考えると、やはり英検は持っておいて損はないということになります。
英検を持っているメリット
英検を持っているメリットは、英検加点のある学校なら加点してもらえるところです。
英検加点のある学校がどこなのか?を知りたい場合は旺文社の大学受験パスナビのHPなどで確認できますので、自分の志望校の条件を入れて調べてみてください。
私立大学なら英検2級以上(英検準2級のところもあり)、国立大学なら英検準1級以上で加点のある学校があります。
また英検以外にもTOEICやGTEC、IELTSなどの点数でも判断してくれる学校も多いです。
とくに総合型選抜や学校推薦型選抜を希望している人には有利に働きます。
どんな形であれ英語力が高いということは、大学受験にちょっとお得に働くということのようです。
英検準2級で加点される大学
英検準2級で加点のある大学や、推薦、総合型選抜に出願できる大学を調べてみると旺文社の大学受験パスナビでは278校が該当します。
国立のみに絞ると31校、東北大学の総合型選抜や群馬大学の学校推薦型選抜、お茶の水女子大学なども該当しています。
ですがこれらの大学のいわゆる総合型選抜や学校推薦を受ける人は、英検準2級以上の級を持っている可能性も十分あります。
英検準2級から加点があると言っても、準2級よりも2級、2級よりも準1級の方が加点得点が大きい傾向もありますので、がんばって取れるところまで取っておくほうが
こういった総合型選抜や学校型選抜をしっかり利用しようと考えている場合には有利に働きます。
とはいえ、総合型選抜や学校型選抜は、内申点の点数と部活動や外部での活動、ボランティア活動などもしっかり行っておく必要があり、それに加えて英検や漢検などの資格についても加算される方式です。
英検だけ頑張っても必ずしも合格を勝ち取れるものではないということは覚えておいてくださいね。
総合型選抜や学校型推薦についての詳しい情報は、パスナビの学校推薦型選抜、総合型選抜のページにまとめてありますので読んでみてくださいね。
英検準1級になると満点加算の大学も
英検準1級をもっていれば、一般入試でも満点加算となる大学がたくさんあります。
国立大学だけに絞っても9校あり、
- 秋田大学
- 東京藝術大学
- 広島大学
- 長崎大学
- 宮崎大学
- 鹿児島大学
これらの学校の1部の学部で、英検準1級を持っていれば英語の共通テストの点数が満点になります。
大阪教育大学では30点の加点になります。
私立大学では立命館大学では満点加算の学部もありますし、明治大学でも換算点数が決められています。
国立大学よりも私立大学の方が英検を利用できるところも多いですので、行きたい大学がどのような仕組みになっているのか大学の資料を請求してよく読んで知っておいてくださいね。
大学受験で英検を持っていないと良くないことがある 英検は取れるときに取っておこう
大学受験をする人は、英検を持っておかないと良くないことというよりは良いことが何もなくなってしまいます。
今は小学生から英検をどんどん受けている時代だと言われていますが、まだまだ多くの人は中学校時代から5級→4級と受けているのが現状です。
高校生で英検2級を取得できるのも公立の進学校では半分もいれば多い方です。
それだけ英検2級以上を取得するのは勉強時間が必要ですし、持っていればすごいと言われる資格と言うことです。
時間があるなら高校生のうちに英検2級、または準1級まで取得しておきましょう。
就職活動の際には英検2級はごろごろいますが、準1級は持っている人が全体数でみると少ないので、勉強を頑張った証として見てもらえることも増えてきます。
もう時間が無いという人も、英検2級は大学受験勉強と範囲が同じですから、試験の練習だと思って受けに行ってみるのも良いのではないでしょうか。
英検の効率のいい勉強の仕方とは
英検2級は高校卒業程度の学力で取得できるので、大学受験勉強の中で知識が身についてきているはずです。
高校1年生、2年生でまだ範囲の終わっていない人は手元にある参考書で学習して単語を覚えましょう。
単語を覚えるのは英検でる単2級がおすすめですが、手元にある単語帳を使っても同じですので好きな方を使ってください。
とりあえずどのくらいの実力があるのか、過去問を英検の公式HPでダウンロードしてやってみましょう。
そしてできなかったところは教科書や参考書を使って復習すれば点数が取れるようになりますよ。
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