勉強しない高校生はほっとく? やる気にさせる方法とは

当ページのリンクには広告が含まれています。
勉強しない高校生 ほっとく

勉強しない高校生はほっとく(放っておく)、何も声をかけないで自分からやる気を出すのを待った方が良い、とよく言われますが本当にそうなのでしょうか。

ほっとくのは良くないと力説する人もいますが、何を言っても暖簾に腕押しなのにじゃあどうすれば・・・と思っている人もいると思います。

何か子供をやる気にさせる方法ってないのかな?

私もちょっと前までそう思っていました。

でも最近は勉強しない高校生(中学生も)をほっとくというのは半分本当で半分ウソだなと気が付いたので、ちょっとお話してみようと思います。

目次

勉強しない高校生の末路

私たちは勉強しない高校生の子どもにむかって、勉強しない高校生の末路について語ることが多いと思います。

このまま勉強をしなかったら大学に入れないよとか、良い就職先が見つからなくて年収が低くなるとか。

勉強しない高校生の末路を必死に語りますが、子どもにとっては暖簾に腕押し糠に釘。

はてさてどうしたものかと思っていたところ、目に飛び込んできたツイートがこちら。

アドラー心理学の課題の分離というのだそうです。

勉強しない高校生の子供を見て勉強させたいのは私たち。

それはどうしてかというと、子供の将来が心配だから。

つまり子供がどうしたいかではなくて、私たちは勉強をしない子供を見てもやもやしてしまう自分の心を穏やかにしたいから子どもに勉強をしてほしい、ということになるようです。

実際、勉強をしない高校生の末路がどうなったかと調べても、全員が生活保護を受けているわけではないし

高卒で就職しても頑張る子は頑張ってお金を稼いでいるし、起業して成功する子もいます。

だから本当は子どもにとって何が幸せかなんてやってみないと分からないんだけど、私たちの経験から、勉強はした方が良い、頭のいい大学を出ている人は高収入になれるということが分かっているから

良かれと思って子どもに勉強しなさいと言ってしまうし、それを期待してしまうわけなんですけどこの子の人生がどうなるかはやってみないと分からないんですよね。

もちろん私たちだって5年後同じように生活しているかどうかなんてわからないし、もしかしたら今から起業すれば意外とうまくいくかもしれないし、逆に生活保護になるほどお金に困っているかもしれないし

未来のことなんて分からないんです。

とはいえ、新卒で就活するときの学歴フィルターはまだまだ健在ですし、高学歴の方が高収入という現実は変わりません

それならアドラーがいくら偉い人でもその心理学がなんと言おうと、勉強はした方が良いんじゃないか?という結論になりますよね。

勉強しない高校生はほっとく? 放っておくリスクはない?

中学生や高校生になった子供にいくら親が口を酸っぱくしていったとしても、何も行動を起こさないどころか、逆に反発してしなくなってしまうことだってあります。

小学生の頃はこんなことなかったのに・・・と思って悲しいやら情けないやら。

もうこうなると親にはなすすべ無しなのでほっとくしかないわけなんですけど、かといって目を離していいかというとそうではないと思うんですよね。

ぱっと見ではちょっと分かりにくいけど、子どもが何に引っかかっているのか、どうして勉強するのをやめてしまったのか、自分にも同じような経験が過去にはないか?といったことから考えてみると意外と答えが出ることもあります。

単にやる気がないから、勉強したくなくなっちゃったなんてことも、結局目標が無かったり気持ちがついていかなかったりすることが原因なんですよね。

ちょっとした心の変化でやる気を失っているのなら、環境を変えれば勉強に実が入り始める子もいますし、ちょっと休んだらなんとなく自分からやる気になる子もいます。

親じゃない誰か、先輩とか先生に何か声をかけられてやる気が出てくる場合も多いですよね。

一方で心配なのは、思春期の子に多い起立性調節障害などの病気が隠れている場合です。

不登校の子の3割はこの起立性調節障害と言われていて、朝起きれなかったりやる気が出なかったり、逆に夜寝れなかったり食欲が出ないなどなど、いろんな症状を引き起こす起立性調節障害は思春期病ともいわれます。

本人の意思とは関係なくこういう症状が出て、本人もなぜなのか分からなくて困っているのに周りに怠けていると思われて、本人がとても苦しんでいるのがこの起立性調節障害です

いわゆる自律神経失調症の症状が思春期だけ出てしまう状態なんですが、こういった体がついていけていない場合は病院(起立性調節障害は小児科で診てもらえます)にかかってみると意外と糸口が開けることも多いです。

勉強しない高校生をやる気にさせる方法

勉強しない高校生をやる気にさせるには、その子の原因が何なのか?によっても違ってきます。

でも1つずつ試していくしかないし、本人や嫌だって言ったらもう対処のしようがないのが現実で、まあ私たちは根気強く向き合っていくしかないんですよね・・・。

環境を変える

これは塾に行ってみたり、塾を変えてみたり。

あとは小学校の時にスイミングを習っていて好きだったらプールで泳ぐ時間を作ってみたりとか、なんらかの気晴らしの時間を作るという感じでしょうか。

部活が楽しいなら今は部活を頑張るって決めてもいいかもしれません。

部活を頑張ることも将来的には役に立つことですし、就活の時の話のネタにもなるかもしれませんし。

あとは生活リズムを変えるというのも1つですよね。

パフォーマンスが上がらないのは睡眠不足、栄養不足かもしれません。

成長期なので眠いでしょうし、急に体が大きくなって必要な栄養が今まで通りでは足りていないのかもしれないですよね。

思い当たるところから少しずつ変えてみるのも効果があるかもしれません。

病気が隠れていないか確認する

もし朝起きれなかったり夜更かしが過ぎるのが日常化していたら、いったん調べてみてもいいかもしれません。

最近はユビーというサイトでAI診断もできますので、気軽にやってみてくださいね。

もし起立性調節障害に当てはまるようなら小児科へ行ってみてください。

高校生で小児科・・・と思われるかもしれませんが、この症状は小児科が専門医となりますので気にせず行ってください。

うちの息子たちは喘息で小さいころから小児科にお世話になっているんですが、高校生になるときに「これから病院はどうすればいいですか?」って聞いたら、「別に継続してきてくれていいよ、大人も来てるし。」って言われたので、いつでも小児科に行って大丈夫ですよ!

進学校に通っている勉強しない高校生の対処法

中学校の頃は成績が良くて進学校へ行ったのに、高校生になった途端勉強しなくなる子も多いです。

周りのレベルが上がって、自分ってこんなにできない方だったの・・・と落ち込んでしまう子もいると思いますし、

高校に合格することがゴールになってしまっていて、高校生になった途端に気が抜けてしまう子もいると思います。

進学校なら、おそらく先生が学年が上がるごとに大学受験に向けて意識づけをしていってくれるはずです。

それと並行して、部活に入っていれば先輩から勉強についての話、進学についての話を聞く機会があるので、それでいろんな話を聞く中で

これはやっておいた方がよさそうだとか、こういう風にはなりたくないなと思って勉強を始めることもあります。

我が家の高2の息子も中2の時から勉強しなくなってしまって、進学校には入ったものの本当に勉強しなくて困っていたんですが

あるとき、英検準1級をとっていたら英語の試験が免除になる大学があるらしいという情報をゲットして、

それなら英検取ろうじゃないかと、中2を最後に受けていなかった英検を突然受けると言って、まず2級を取得しました。

(→大学受験に英検を持っていないのは良くない? メリットとデメリットを解説!

これには私もびっくりで、こんなこともあるんだなぁと思った次第です。

やはり何かきっかけとなる動機づけがどこかであって、受験に向けてやる気も出てくるのかなと感じた出来事でした。

テスト勉強も久しぶりにやる気を出していて、これは先輩が思った大学に受からなかったとか、選抜クラスに入れた入れなかったという話を聞く中で、本人的にいろいろと考えることもあったようです。

そして自分が目指そうと思っている大学がそんなに甘くないぞということも感じたようです。

高校受験の偏差値と同じと思っていると、大学の偏差値なんてどこもしょぼく思えてしまうんですよね。

でも高校受験と大学受験では偏差値が同じではなくて、大学受験は難しいという現実をやっと分かってきたのかもしれません。

ということで、最終的には親は何もできないというのが本音のところなんですが、心配しながら栄養満点のごはんを作って、気持ちよく毎日送り出す、これが親の務めなのかもしれませんね。

暖かく見守りましょう・・・。

塾の先生も刺激をくれる先生が多いので、もし本人が嫌がらなかったら行ってみるのもいいと思います。

勉強に目覚めたらスタディサプリを観て復習しよう

もし勉強しないとなと思ってるけど分からないからできないとか、成績は上げたいけど塾には行きたくない、行かせられないといった悩みがあるのなら、スタディサプリはおすすめです。

今まで分かっていなかったところも参考書代わりに動画を観ることができますし、宿題で躓いてしまったところもたいがいスタサプを観れば解き方の解説動画があります。

分からないからできない、できないからやりたくないのサイクルに入ってしまっている子には、とりあえずスタサプを契約してあげてみてください。

ありがとうなんて言わないし、毎日観ることだって絶対しませんが、ちょっとずつ使っていくうちに「これいいな・・・」と思うことが出てきて、本人なりの使い方をするようになります。

もともと進学校に行けるほどの学力がある子なので、なんとか自分で這い上がってきてくれるはず!

とりあえずの環境を整えるにはスタサプは便利ですよ。

月2,000円程度なので物は試しにやってみてくださいね。

\夏期講習神授業 早得キャンペーン実施中/

夏期講習の申し込みは7月4日13時59分まで

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次