チャレンジタッチでの先取り学習は私はおすすめしません。
これは3人子供を育てている私の個人的な感想ではあります。
ネットには「チャレンジタッチで先取りするメリット♪」とか「チャレンジタッチで先取りはできる!」とか、意識高い系のブログがたくさん並んでいます。
でもね。
私は今中3、中1、小3の3人の子供がいて、3人とも『こどもちゃれんじ ぷち』から入会して、『チャレンジタッチ4年生』まで受講したんです。(小5からは中受の塾に入れました。小3娘はチャレタ継続中。)
上の子の時には「チャレンジの先取りで、年長だけど小1のチャレンジやってるのー」なんていうマウントママ友も周りにいました。
でも断言できる。
チャレンジタッチで先取りは無理。
もしチャレンジタッチで先取りをするなら
- 公文や学研などの習い事
- 家でお母さんが教える(教材はYouTubeなど)
- チャレンジタッチ以外の教材もやる(七田式プリントなど)
こういった、チャレンジタッチ以外の習い事や学習が絶対必要です。
チャレンジタッチ以外が無いと先取り学習なんてチャレンジタッチだけでは身に付きません。
チャレンジタッチで先取り学習をおすすめしない、その全理由を詳しくお伝えしていきます。
チャレンジタッチでの先取り学習はチャレンジタッチのメリットがなくなる
チャレンジタッチはそもそも、先取り学習をするための教材ではなく、授業を補助するための教材です。
だからチャレンジタッチを使って先取り学習をすると
と、せっかくの先取り学習の効果が得られないことの方が多いんです。
チャレンジタッチのメリットは
この3つがメインです。
これらのメリットが皆無になってしまうんです。
授業に沿った内容やテスト対策が無意味
せっかく授業に沿った内容で、予習・復習に役立つ作りになっているのに、先取り学習に使ってしまうと授業に沿った内容も意味がありませんし、テスト対策ももちろん意味をなしません。
もし仮に、四谷大塚の小学生テストを受けるんだと言うのなら意味があるかもしれません。
でももしそうなら、チャレンジタッチだけで学習しようとはしていないはず。
くもんや学研で習った内容の復習用教材としてチャレンジタッチを使うはずなんです。
丸付け不要で1人で学習できるメリットが無くなる
丸付け不要で1人で学習できるメリットが皆無になります。
チャレンジタッチは1人でも学習できるところが最大のメリットなんです。
なのに、教科書補助教材のため、教科書が無かったらなんのことやらさっぱり分からない状態になります。
先取り学習をしようと思って教科書ワークを買ったことがある人なら分かるかもしれません。
教科書ワークは教科書ではないんです。
同じようにチャレンジタッチも教科書ではないんです。
だから超基本的なことは誰かが教えてあげないと分からないのです。
国語などの物語の全貌が見えてこない
教科書が無いと、初めて習う子供にとってはなんのことやらさっぱり分からないことが沢山出てきます。
特に国語などはそうです。
物語の全文がチャレンジタッチに載っているわけではないので、全貌が見えないままに学習が進みます。
大人ならなんとなく物語の意図もくめたりしますが、小さな子供にはちょっと苦しい場面も多いです。
学習量が足りない・分からなくても先に進める
漢字や計算も、やり方や書き方、方法はチャレンジタッチで教えてくれます。
でも、学校のドリルやプリントで練習する分が全くないので、家でプリントやドリルを足さない限り、やりっぱなしで終わっていきます。
チャレンジタッチは優秀な機械ですが、機械なので一度○がついたら自分でやろうとしない限り反復学習は行いません。
それでも学校で習っていたら、宿題で出される反復学習や宿題で出る自主勉強でなんとか頭に入ります。
入るようにしてくれるのが小学校だからです。
それがないと、やはり厳しいものになります。
この辺りは、2020年春のコロナ休校でひしひしと感じたママやパパも多かったはず。
この簡単な単元をどうやって教えればいいのか。
学校の先生ってすごいんだなといった声が多く上がっていたのは記憶に新しいところです。
その声を組んで、進研ゼミではオンライン授業を開講したんですよね。
やはり親が教えるって結構限界があるものなんです。
チャレンジタッチで先取り学習を成功させている人には秘密がある
チャレンジタッチで先取り学習を成功させている人は、チャレンジタッチに重きを置いていないんです。
チャレンジタッチを使って先取り学習を成功させている人は、
- 公文
- 学研
- 七田式プリント
- 個別指導塾
このあたりをうまく利用している人ばかりです。
また上手にしている人は小学校受験、中学受験を念頭に置いているガチ勢が多いです。
そういう受験ガチ勢の人たちの上辺だけを見て真似をしようとしても、うまくいかないですよというのが、このチャレンジタッチの先取りなんですよね。
一般的に先取り学習というのは
- ひらがな
- カタカナ
- 計算
- 英会話
この4つに重きが置かれています。
公文はまさにこの王道で、計算だけは小学生のうちに高3までできるようになったという子は多いですよね。
チャレンジタッチはたしかにひらがな・カタカナ・計算ができるようにはなりますが、それ以外のところも網羅しているので親だけで子どもにそこまでのフォローを入れるのが難しくなってきます。
また子どもも学校の先生に教えてもらうのと、おうちでお母さんやお父さんに教えてもらうのとでは本気度や集中力が違います。
先生に教えてもらったものを親がサポートするのなら良いのですが、1から親が教えてしまったがために勉強が嫌いになった、親子関係がこじれてしまったという事象も少なからずあるので気を付けたいところです。
チャレンジタッチだけで先取り学習はできない
結論として、チャレンジタッチだけでは先取り学習はできません。
チャレンジタッチで先取り学習をするなら、お父さんやお母さんが目の色を変えて本気にならないと無理です。
もし先取り学習をしたいのなら、もっとしっかり将来のことを考えて準備をしてから教材を選びましょう。
ちょっと興味本位で・・・とか、先取り学習したらうちの子も賢くなれるかな?とか、そういう理由では絶対にしないほうが良いです。
公文や学研で習ったことを反復したい、四谷大塚の統一テストで良い点数が取りたいという目標がある人はチャレンジタッチでの先取り学習にも意欲的に取り組めるはずです。
先取り学習したら賢くなれるかも??という気持ちの方には、公文を強くお勧めします。
とは言っても、公文は人気の教室ですがこれもちゃんと小3、小4くらいから作戦を考えてそのほかの能力も伸ばしていかないと、宝の持ち腐れになってしまうので難しいところではあるのですが・・・
ということで、チャレンジタッチの先取り学習はおすすめしないという私の意見でした。
ご参考になればうれしいです。
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