せっかく英検を持っているのに大学受験にこの英検意味ない!使えない!!と知って困っていませんか?
中学生の間に頑張って準1級を取ったのに、大学受験ではこの準1級が使えない、英検取ったのに意味ない・・・という声が聞こえてくるようになりました。
この場合は同じ級を受験しなおすかTOEICなど別の試験を受けて再度資格を取得するしか現在では方法はありません。。。
とはいえ、多くの受験生にとって英検は意味のあるものへと変わっています。
大学によっては英検準1級を取得していることで英語の点数が満点加算され、ペーパーテストが免除されるなどの優遇措置も生まれています。
また総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する際にも、英検を取得しておけば加点要素となるため、学校からも英検の取得はほぼ必須事項として進められている状況です。
この記事では大学受験に英検は意味ないと言われてしまうその理由と対策を詳しく解説し、
その後、指定校推薦などの調査書に間に合うためにはいつまでに英検を取得すればいいのかについて解説していきます。
大学受験 今持っている英検に意味がないときの対策
今持っている英検が大学受験時に意味ないとなってしまうのは、英検を取得して2年以内のもののみを適用するとしている学校があるからです。
有名どころの私立大学では法政大学がこれにあたり、2022年度入試では2年以内のものと決められています。
国立の広島大学では準1級を持っていれば英語の共通テストは満点となりますが、これも取得して3年以内と決められています。
つまり高校生になって取得した英検のみが適用と言うことなんですね。
中学時代に頑張って英検準1級を取っていたとしても、これは大学受験には使えないということになってしまいます。
だから、大学受験の時にこの英検意味ないとか、大学受験に英検が使えないといった現象が起きてきてしまっているんですね。
この場合の対策としては
- 持っている英検の級を再受験し資格を更新する
- 1つ上の英検の級を受けて資格を得る
- TOEICやTOEFLなど他の試験を受けて資格を新たに取得する
いずれにせよ、なんらかの試験を受ける必要があるということなんですよね。
多くの高校生は中学生の間に英検3級、英語がよくできる子で英検準2級を取得しているのでこういった悩みは出てきにくいのですが、
英語が得意で頑張った子がこういった優遇措置が受けられないというのはちょっとモヤモヤしてしまいますよね。
とはいえ、英語は使わなくなると一気に能力がなくなってしまうものでもあります。
大学受験は年齢を問わず高校卒業資格があれば受験できるものですから、例えば私のような40代のおばさんが受験しようとしたとき、高校の時に取った英検準1級で受験しよう~と思ってできてしまったら。
まっっっっったく単語も覚えていない、今は英検3級もとれるかどうか怪しい英語力なのに大学受験で満点加算されるというのはちょっとおかしいことになってしまいますよね。
おそらくそれを防ぐために期間が決まっているのだとは思いますが、中学時代の英語力が高校生になっても衰えているとは考えにくいのでちょっと理不尽な気もしてしまいますね。!と
とはいえ、それだけ英語力があったらもっと上を目指せると思いますし、英語はきっとたくさん勉強しているはずですから、
英検と言わずもっと世界に通用するような資格を取って、英語力なら誰にも負けない!という自信と共に堂々と外部利用入試を受験してくださいね!
準1級になると満点加点のところも数多くあって、国立大学でも英語の共通テストの点数が満点加点される大学は9校もあります。
英検の級による加点の方式や詳しい大学名などはパスナビという旺文社のHPで検索できますので、志望校はどうなっているのかを調べてみてくださいね。
高3で英検取得は遅いって本当? 大学受験 英検はいつまでに受ける?
高3で英検を持ってない!と言う場合、高3での英検取得は出遅れた感はあるかもしれませんが、今が夏前ならまだまだ十分に間に合いますので安心してください。
まず、大学入試のスケジュールを見ていきましょう。
国公立大学入試スケジュール
国公立大学の入試スケジュールを簡単にまとめるとこうなります。
9月・・・総合型選抜出願
10月・・・共通テスト出願受付
11月・・・学校推薦型選抜出願・総合型選抜(共通テストなし)
12月・・・学校推薦型選抜(共通テストなし)
1月・・・共通テスト・2次出願
2月・・・総合・推薦型選抜(共通テストあり)・前期日程試験
3月・・・前期合格発表・公立大中期日程試験・後期日程試験・合格発表
総合型選抜を利用する人は9月には出願が始まるので、英検に挑戦できるのは1回目の5月の試験までとなります。
学校推薦型選抜を利用する人は、11月から出願が始まるので、2回目の9月ごろの英検がギリギリ間に合います。
また一般入試を利用する人も10月が共通テストの出願ですので2回目の9月ごろの英検まで間に合います。
ただ、高3になると受験勉強に力を入れた方がいいので英検に時間を取られるよりはと言う話もよく聞きますが
私としては英語を勉強するならどんな形でも同じだと思っているので、高3で挑戦し続けるのも悪くないとは思います。
ただ、英数国は高2の間に固めておいて高3では理科社会に力を入れていくというのが王道のやり方なので、それに沿って考えると高3で英検と言うのは理科社会にかける時間が少なくなるのであまりお勧めされないのかもしれません。
とはいえ、英語も暗記科目なので全く勉強しなかったら抜けていってしまいますし、そもそも英語力が志望校に足りなければ高3でも英語を勉強をしなくてはいけませんので、加点対象となるなら英検の勉強をするのも良いのではないでしょうか。
私立大学入試スケジュール
では私立大学ではどうでしょうか?
6月・・・総合型選抜エントリー・総合型選抜
9月・・・総合型選抜出願
10月・・・共通テスト出願
11月・・・学校推薦型選抜出願・総合型選抜合格発表
12月・・・学校推薦型選抜合格発表
1月・・・一般選抜出願・共通テスト
2月・・・総合・学校推薦型選抜合格発表・一般選抜・合格発表
大まかにはこのような流れになります。
総合型選抜の一番早い時期にある学校を目指している人は、5月の英検で間に合うかどうかは学校の出願日程によるところが大きいです。
ですから私立の総合型選抜を目指す人はできるだけ高2の間に英検を取得しておいた方が良いということになります。
その後の9月以降にある総合型選抜を利用する人は、英検の1回目、5月の試験の分は間に合いますね。
学校推薦型選抜と一般選抜を利用する人は2回目の9月ごろの英検も間に合います。
このように多くの人は高3の9月にある2回目の英検でも間に合いますので、英検準1級なら満点加算となる学校を目指す人は最後の最後まであきらめずに受け続けたほうが
英語が100点となるチャンスが何度もあるということですので、英検を受験することは意味があることなのではないでしょうか。
また、英検S-CBTを利用すれば1回目の期間に2回、2回目の期間に5回と、英検を受験するチャンスが多くなります。
英検S-CBTは英検の実施される日程に都合が合わない人や都市部に住んでいる人には便利なシステムです。
その場で2次試験と同じスピーキングも実施されます。
1次試験免除を用いた試験も3回までなら受験可能ですので、どんどん受験してみてください。
料金が通常の英検よりも3,000円近く高いのがネックではありますが、最後の最後で切羽詰まったときにはチャンスが増えます。
忙しい高校3年生は英検S-CBTの活用も検討してくださいね。
大学受験の調査書や指定校推薦に使う英検 いつまで受験できる?
調査書や指定校推薦(現在は学校推薦型選抜)に英検を活用するならいつまでの受験が可能なのでしょうか?
さきほどの国公立と私立大学の入試スケジュールから考えると、ほとんどの学校で9月にある2回目の英検まで受験できることになります。
ただ、一部の私立大学では入試日程が早くて2回目の英検の合格発表より前に出願となる学校もあるかもしれませんので、そのあたりは自分でしっかり調べて準備しておいてください。
そのためにも志望校はなるべく早く決めておきましょう。
自分は何がしたいのか分からないという人は、自分が好きなことを動詞で考えると良いと、USJをv字回復させた森岡さんと言うすごい人がおっしゃっていました。
この方は就活において大切なことを語っていらっしゃいますが、大学選びもその先にある仕事と結びつくことに変わりはありませんので
もし迷ってしまって答えが見つからないなら、森岡さんの本を読むのもおすすめですよ。
英検の効率のいい勉強の仕方とは
英検2級は高校卒業程度の学力で取得できるので、大学受験勉強の中で知識が身についてきているはずです。
高校1年生、2年生でまだ範囲の終わっていない人は手元にある参考書で学習して単語を覚えましょう。
単語を覚えるのは英検でる単2級がおすすめですが、手元にある単語帳を使っても同じですので好きな方を使ってください。
とりあえずどのくらいの実力があるのか、過去問を英検の公式HPでダウンロードしてやってみましょう。
そしてできなかったところは教科書や参考書を使って復習すれば点数が取れるようになりますよ。
まだ高1の最初で文法が追いついていない・・・と言う人やちゃんと英検の勉強がしたい!と言う人は、旺文社の英検対策問題集とCDがひとつに【旺文社 英検ネットドリル】や、スタディサプリを使って学習すると分かりやすいと思います。
旺文社 英検ネットドリル | スタディサプリ | |
教科 | 英検対策のみ | 5教科全部 |
内容 | 単語練習・長文読解・文法・リスニング4技能すべて | 動画授業のみ |
機材 | パソコン・タブレット | パソコン・タブレット・スマホ |
料金 | 年額11,000円(2級)(月額920円) | 月額1,980円 |
おすすめポイント | 英検対策に特化したアプリ | 学校の授業にも使えて塾の代わりになる |
デメリット | 英検対策にしか使えない | 2級までしかない |
学校の教材を使うのが一番安上がりですし、あまり問題集を増やしても男子は特に見るだけで嫌になりがちなのであまりおすすめしませんが
もし何か購入するならこういったネット対策ドリルを活用すれば、場所も取らないしリスニングも対策しやすいのでおすすめです。
英検はできるだけ取得しよう
英検は持っていて意味ないなんてことはありません。
大学受験で加点されることももちろんですが、準1級以上を持っていれば勉強を頑張った証として就活でもアピールできるポイントになりますし
履歴書の資格の欄に何も書くことがないという状態を回避することもできます。
すでに日本にもたくさんの外国の方が訪れるようになっていますし、観光地では英語が喋れるのが当たり前の世界にもなってきます。
外国から来た人は海外の地で母国語を聞くととても安心しますし、母国語をしゃべってくれる人というだけで信頼感が高まるものなんですよね。
もし海外の人と一緒に仕事をする機会があって、まったく英語が喋れないより、英語が少しでも喋れた方が先方の信頼を獲得できるのは間違いありません。
堅苦しく考える必要はありませんが、コミュニケーションツールの一つとして英語ができるということは自分にとってもメリットとなりますので、ぜひ勉強しておいてくださいね。
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