Z会の高校受験コースは、1科目から受講できるので塾と併用して活用しやすいメリットがあります。
- 今までZ会だけだったけど、中3になって塾へ行き始めた人
- 今まで塾だけだったけどz会で演習問題をプラスしたい人
- 塾では苦手科目だけしか受講していないから他の教科もちゃんと習いたい人
こういった、塾に行きながらもZ会を受講したい人のためのコースが『単科受講』です。
Z会の教材は高校受験コースといえども難しく教材量が結構多いのが特徴です。
Z会と塾を併用する場合は学習時間や塾の宿題、部活などの様子を見ながら、調節しつつやって行く必要があります。
この記事ではZ会と塾を併用することについて詳しくお伝えしていきます。
Z会高校受験コース 塾と併用できる『単科受講』とは
Z会高校受験コースには、『単科受講』という塾と併用して受講しやすいセットではなく1教科から科目を選択して受講できるコースがあります。
z会のおすすめは5教科セットでの受講ではありますが、塾に通っていない教科やもっと実力を底上げしたい教科だけ受講することも可能なので、融通が利かせやすくなにかと便利に使えます。
- 塾で習っていない科目は大丈夫かな?
- 塾の演習だけで本当に足りているのかな?
- 記述問題や作文を添削してほしい
こんな悩みに応えてくれるのが、Z会高校受験コースの単科受講です。
塾で習っている科目は成績がいいけど習っていない科目はなかなか伸びない悩みがある人には最適なコースです。
その分、Z会でアウトプットの演習問題に取り組めますし、塾ではなかなかやってもらえない添削指導が付いてくるところがいちばんの魅力でもあります。
Z会の添削者の方はかなりの難関試験を乗り切って添削員になられた方ばかりなので、学校の先生や塾の先生よりも、より分かりやすく細やかな指導をしてくれることで定評があります。
Z会高校受験コース単科受講の料金
単科受講は1教科あたり1か月2,000円~2,500円で受講できます。
タブレットコース
テキストコース
テキストコースはタブレットコースに比べると料金が高いです。
ほかにも単科受講できる作文や英語4技能が学べるAsteriaもあります。
料金について詳しくはこちらの記事でご覧ください。
Z会高校受験コース1科目の分量
1科目週1回60分が目安です。
5教科選択したら、1週間に5時間の学習をすることになります。
1日1教科ずつやれば、土日は復習や塾の宿題の時間に当てることができますし、
平日に塾の宿題などをやっていれば、土日で合わせて5時間の学習をすればいいということになりますね。
ただ、Z会の問題は難しい問題も多いので、5時間と言ってももう少しかかると思っておいた方がいいです。
塾でならっていない科目だけ受講する人は少し負担が少なくなるので、余裕で反復学習もできそうです。
専科作文の内容
添削指導が主になります。
記述式の解答ではどうしても個人個人の癖が現れやすくなります。
気になる癖を直したり、添削者に伝わりやすい表現、高得点が取れる表現の指導をしてもらえます。
また、多くの問題集や塾では解答・解説がその問題に特化したものになっていますが、Z会の添削では他の問題にも応用できるように
問題を通した考え方やプロセスも解説してもらえます。
「なんでこうなるの?」「昔の偉い人がそう言ったからだよ」ではなく
「なんでこうなるの?」「それはね・・・」という形で答えてもらえるので、知識も増えるし理解して答えを書くことができるようになるんですね。
中3の9月以降は最難関、難関校への入試対策に取り組むスパンが始まります。
12月以降は過去問に挑戦しつつ、実力をつけていきます。
入試直前にZ会の演習問題で演習を足せば、短期間、短時間で要領よく知識をアップさせていくことができるカリキュラムになっているんですよ。
Z会高校受験コース『本科』を塾と併用するとどうなる?
Z会高校受験コース『本科』は、基本的には塾に行かなくても高校受験の対策ができる教材です。
塾へ行くのと同じかそれ以上の教材が送られてきます。
高校受験コース本科の分量
高校受験コース本科では、1週間あたり、5教科それぞれ30分を2回ずつ、計300分(5時間)の学習時間が設定されています。
(中3になると入試対策講座も+されるので、だいたい1週間で10時間の学習時間が設定されます)
偏差値65以上の上位校を目指す人は、最低でも週に25時間の学習時間が必要だと言われています。
週25時間は、1日平均3時間~4時間ほど。
塾へ週3日通っていたら、塾の日は塾が3時間、帰ってから宿題が1時間となると4時間です。
部活終わって帰ってきて7時から10時まで塾、そのあとご飯を食べて11時から1時間宿題、そして1時間Z会で午前1時です。
さすがにこれはかわいそうなので、土日にZ会をつめることになりますが、土日も部活があってZ会3時間と宿題1時間となると、休みがない状態にもなります。
土日も含めて、かなり詰めて学習を進めて行かないと到達できないのが1日5時間の学習時間だということが分かりますよね。
また中学生はいろんな検定もとらなくてはいけないので、意外と忙しいです。
中3の専科は部活を引退した後に受講すると考えれば、部活の時間をZ会に当てるだけで良いので簡単です。
でも中学生という年齢やとくに中1の新しく始まったばかりの緊張、そして反抗期と中2の中だるみという時期を考えると、
小学生の時のように素直には言うことを聞かないし、ホルモンバランスの関係から思ったように勉強しない時期というのも出てくるかもしれません。
部活は何に入るのか?
もし文化部に入って活動もほとんどなし、毎日4時半か5時には帰宅してそのままZ会。
そして塾。
という流れなら併用はわりかし簡単です。
でも運動部や吹奏楽部などの厳しい部活に入って、毎日6時まで練習があるのなら、ちょっと厳しいです。
偏差値の高い公立高校を目指す人は、部活にも力を入れたいところですよね。
そうなると、塾との併用は体力的に厳しくなります。
Z会だけでも映像授業もあるし高校受験できます。
Z会の教材もやりっぱなしでは力がつかないので、反復学習をして1日3時間の学習時間を確保しましょう。
塾での強制的なインプットタイムが省略される分、要領よく進められるはずです。
中2まではZ会のみの受講か塾だけの受講をお勧めします。
とはいっても、生活リズムは人によって違うもの。
まずは資料請求をして体験問題集をやってみてください。
そしてお子さんに合っているか、こなすことができるのか?を見極めてみてください。
中だるみの中1後半から中2の時期に注意が必要
中1の夏休み明け頃から、順位が決まってきます。
その言葉をうのみにして「できるからいいや」「周りの子だってやっていない」と、勉強をちょっと手抜きする時期がやってきます。
中1で学年1位だった子が、10位くらいに落ちてびっくりするのがこの時期です。
もちろん、真ん中くらいの子も、10番くらい落ちてやばいやばいとびっくりする時期です。
こういう時期がどうしても中学生という特性上やってくるわけですが、この時期に教材を貯めがちになります。
また塾と部活とZ会、もうしんどいから全部やめたいとか言い出して、びっくりさせられるのもこの時期。
うちの子も、中2の夏期講習は行かない、行きたくないと言って大変だった時期です。
中1の最初は「1番とるぞ!」とやる気になっていても、だんだんと疲れてきて、学校生活にも慣れてきて、そして反抗期で親に言われたらしたくなくなったりして
ちょっと難しい時期に突入します。
この時期にはあまり勉強勉強と詰めないで、いろいろと自分で考える時間を作ってあげたほうが後々のためになるような気がしています。
また中学生は漢字検定、英語検定、数学検定などの勉強も入ってきますよね。
アップアップにならないように気を付けて見てあげてください。
どっちつかずになるなら1つに絞ろう
忙しくなりすぎると、塾をさぼったり、塾には行くけど宿題をしていなかったり、Z会をやらずに貯めてしまったり、部活をやめてしまったり。
キャパを超えるといろんなことが起こり始めます。
小学生までとは違って、自我も出てきますし親に相談なく色々なことをする子も多くなります。
すべてを管理できるわけではなくなってしまうので、「まさかうちの子がそんな・・・」ということだって出てきます。
あまり無理させないように、初めは塾とZ会と併用でスタートダッシュを下としても、
途中でしんどくなってきたなと思ったらZ会をやめたり、塾を減らすなどの対策を忘れないようにしてください。
Z会と塾の併用は高校受験間近の中3からの利用がおすすめ
塾を第1に考えるなら、中1、中2の間は塾をメインですすめることをお勧めします。(志望校に合った指導をしてくれる塾の場合。)
そして中3になって専科を受講すれば十分です。
または塾が個別指導ならZ会の教材を利用して教えてもらうのもありですね。
それか部活が忙しくて通塾がしんどいと思うなら、中1・中2はZ会のみで学習し、中3から塾へ通う選択肢もあります。
一般的には中3から塾へ通い始める子も多いです。
どちらを選ぶかは地域の特色、学校のレベルもあると思いますし、本人の様子を見ながら決めてくださいね。
Z会の本科は1回どのくらいの量の問題が出題されるのか、またZ会と塾とを併用して高校受験に合格した人の体験記などは、資料請求のパンフレットでたくさん読むことができます。
ネットの情報よりも詳しく、「え、そうだったの?」ということも書いてあるのでぜひ取り寄せてみてください。
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