ベネッセの中学生向け模試、ベネッセ学力推移調査は中学生向けの学力模試ですべての中学生が受験することができる模試です。
中高一貫校に特化しているわけではありませんが、受験者のほとんどは中堅私立の中高一貫校生や公立中高一貫校生となっていて、学校の先生方が今年の子どもたちの学力レベルを計るための目安にもしていると言われています。(公表はされていません)
ベネッセ学力推移調査は中学校に入って最初の模試なので、「どんな問題が出るんだろう?」「どんなレベルなんだろう?」「難しいって聞いたけど対策はどうするの?」という不安がありますよね。
この記事では
- ベネッセ学力推移調査のレベルや難易度
- 偏差値と平均点
- 範囲や対策法
についてご紹介していきます。
ベネッセ学力推移調査のレベル・難易度
ベネッセの学力推移調査のレベルは高く難しいと言われていますが、毎年傾向が変わったりレベルも少しずつ変わってきています。
中学で習った範囲が出題されるとはいえ応用問題が多く出題されるので、問題集の基本はもちろん必須。
それ以上の応用や発展問題が解けるようになっておいた方が点数は取りやすいです。
また学校で習っていない範囲が出題されることもあるので、その場合はあまり点数を気にしない方が良いかもしれません。
中学受験を経験した方にとっては、中学受験塾のテストと同じようなレベルで難易度だと思っておけば大きく予想と違ったということはないのではないでしょうか。
ベネッセ学力推移調査の偏差値早見表 偏差値の目安と平均点
ベネッセ学力推移調査は高校に入るとスタディサポートと呼ばれ、大学入試の目安とされます。
中高一貫校のお子さんが中学生の内から学力推移調査を受験するのは、高校受験がないのですでに大学入試を視野にいれているためです。
中学校の間は中高一貫校の子しか受験しませんが、高校に入ると公立高校で大学受験をする予定の方もたくさん受験するようになりますので、偏差値やレベルも当然変わってきます。
とりあえずの偏差値や平均点の目安としては以下の表のようになりますが、多少、偏差値にずれがあると思っておいてください。
GTZ | 国数英α正解率 | 偏差値 | 目安となるレベル |
S1 | 84.7% | 78~ | 難関大合格 |
S2 | 79.3% | 73~ | 難関大合格 |
S3 | 75.3% | 69~ | 難関大合格 |
A1 | 69.0% | 65~ | 難関大挑戦 |
A2 | 62.0% | 61~ | 国公立・中堅私立大合格 |
A3 | 57.0% | 58~ | 国公立・中堅私立大合格 |
B1 | 52.0% | 54~ | 国公立・中堅私立大挑戦 |
B2 | 44.0% | 50~ | 国公立・中堅私立大挑戦 |
B3 | 37.0% | 46~ | 4年制大挑戦 |
C1 | 34.0% | 43~ | 4年制大挑戦 |
C2 | 29.7% | 41~ | 4年制大挑戦 |
平均点はテストの時によってまちまちで、3教科300点満点中、120点~150点くらいのことが多いです。
その時のテストの難易度によって結構ばらつきがあるという感想です。
ベネッセ 学力推移調査の実施校
ベネッセ学力推移調査は日本全国の中高一貫校のほとんどで実施されています。
中学受験偏差値60以下の学校が受験していると言われていて、偏差値60以上の中学校ではz会アドバンストなどの模試を受けているそうです。
それぞれの学校によりますし、どの回を受験するかも違いがありますので、受験するかどうかは学校に問い合わせてみてください。
ベネッセ学力推移調査 中1の範囲と日程
ベネッセ学力推移調査の範囲は、学校で習ったところまでです。
特に指定はありませんので、日ごろの予習と復習をしっかりしておきましょう。
日程は学校によってまちまちです。
第1回は4月~6月の間に、第2回は12月から3月の間に行うところが多いです。
詳しい日程は学校に問い合わせてみてください。
ベネッセ学力推移調査の対策法は?
ベネッセ学力推移調査の対策法は日ごろの勉強をしっかりやっておくことです。
また基本問題だけではなく、応用問題や発展問題までしっかり解いておくと点数が取りやすいです。
苦手なところは復習しておくと良いかもしれません。
ひねくれた問題も多いので「点数が取れそうな問題から解く」ということを頭に入れておくのも大切です。
学校の定期テストで8割以上とれるくらいの学習をしておきましょう。
範囲もあいまいで学校でも対策をしないところの方が多いので、なかなか難しいですが、ベネッセ学力推移調査の前に学校の先生が急いで生徒に学習させたような範囲があれば、そこは必ず出るので勉強しておくと良いと思います。
ベネッセ学力推移調査の過去問を入手する方法
過去問を入手するにはメルカリなどで販売されているものを購入するよりほかは方法がありません。
ですがその過去問も本物かどうか怪しい場合もあります。
ベネッセ学力推移調査は純粋な実力を図るためのものですので、あまり難しく考えず、普段の学習をして受験してください。
成績が返却された後で得意不得意が分かるのでしっかり復習をして次回のテストに備えましょう。
ベネッセ学力推移調査について まとめ
ベネッセ学力推移調査は模試と同じなので、対策は
- 自分の苦手をつぶしておく
- 日ごろの学習をきっちりする
- 英語は単語数を増やしておく
といった、地道な対策が高得点への近道となります。
ぼやっとしていて不安も多いですが、本番の入試に近いテストだと思って頑張ってみてくださいね。
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