高校受験には英検は必要なのでしょうか。
もし取るなら、いつまでに何級を取ればいいのでしょうか。
英検がなんとなく大事そうなのは分かるけれど、詳しい内容はよく分からないまま、周りが英検を取っているから受験するという人も多いですよね。
そんなあやふやな目標のせいなのか、なかなかやる気の出ない中学生も多くて、世の中のお母さんたちはため息をついていることも。
英検何級が必要で
いつまでに取っておけば
高校受験の内申点アップにつながる
という具体的な目標が決まっていれば
英検受験スケジュールも立てやすいし、子供本人のモチベーションもアップさせやすいですよね。
この記事では英検は、高校受験のために何級が必要でいつまでに取っておけばいいのか?についてご紹介していきます。
高校受験に英検は必要なの?
高校受験にというよりは、英検を取っていれば有利になる学校があります。
英検があったら有利になる学校は、私立高校に多いです。
レベルの高い私立高校では、主要5教科はオール5じゃないと受けられない学校もあります。
でも、『もし英検2級を持っていれば、主要5教科に3があっても受験資格をあげますよ』と注意書きがしてあるところもあるんです。
数学が苦手(3)だけど英語は得意(5)!という子も、英検2級で優遇されて、レベルの高い志望校も目指せるメリットがあるんですね。
また公立高校受験には内申点の加点があることも。
最終的にぎりぎりラインであと1人合格させられるけどどうしよう?となったとき、英検を持っている子の方が有利に働きます。
また公立高校でも『英検を持っていれば内申点を加点します』と堂々と公表している学校もあります。
(どの高校かという具体的なところは地域によるので、学校や塾などで確認をしてみてください。)
結論から言うと、英検は受験する高校によって必要かどうかは違います。
英検を持っていれば、もしぎりぎりになった場合の保険になるということなんですね。
さらに言うと、大学受験の際に英検2級以上を持っていれば優遇される私立大学はたくさんあります。
高校生になると今よりもますます勉強することも多くなるので、中学生のうちに取れるだけ英検は取っておくことは、効率の良い勉強法とも言えるということなんですね。
高校受験のための英検はいつまでに取ればいいの?
高校受験の内申点に反映させることのできる英検は、中3の第2回の秋の英検までです。
中3生にとっては、10月に行われる英検が最後のチャンスとなります。
中学生まで一度も英検を受けたことのなかったうちの息子は
- 中2の春・・・4級(5級は受けませんでした)
- 中2の秋・・・3級
- 中3の春・・・準2級(不合格)
- 中3の秋・・・準2級(これから受験)
という順で英検を取得しました。
ほんとうなら、中3の春の受験で準2級に合格して、秋は2級を受けてもらいたかったのですが・・・
なかなか思い通りにはいかないものですね。
欲を言えば、
- 中1の秋・・・4級
- 中2の春・・・3級
- 中2の秋・・・準2級
くらいのスピードで受験できれば、あと3回チャンスがあったんですが・・・
本人がなかなかやる気にならず、、、残念です。
英検のレベルは3級が中学校卒業程度、準2級で高校在学程度、2級は高校卒業程度です。
英検準2級以上を持っていると、優遇される学校が多いのもうなずけます。
高校受験で内申点アップを狙うなら 英検は何級を取得するべき?
高校受験で内申点アップと言うと、語弊がありすぎますね。
英検何級を持っていたら、私立高校受験に有利になったり、公立高校のぎりぎりラインで力を発揮してくれるのでしょうか。
私立高校で有利になるのは英検何級?
私立高校で英検が有利に働くのは、偏差値の高い学校では2級と書いてあるところが多いです。
とは言っても、学校によって準2級や3級のところもあるので、気になる学校があれば志望校の募集要項などを確認してください。
公立高校で有利になるのは英検何級?
公立高校で明らかに加点しますと記載があるのは3級以上です。
公立高校と言っても全国的にそうだというわけではなく、県によって違うので確認しておいてください。
でも、英検で加点がありますと記載されていなくても、英検を持っていれば内申点を少しプラスしてくれる中学校も多いです。
中学校で英検を取っておきましょうと言われていなくても英検を取っていて助かったねと言う場合も多々あります。
高校受験に英検は必要ないから受けなくていいというのは間違い
「高校受験に英検なんて必要ないから英検なんて受けずに日々の学習を頑張ろう!」という人もいるかもしれません。
でも私はそうは思いません。
英検をもっていることで、ボーダーラインぎりぎりの時に有利に働くし
なにより英検の勉強をすることで、英語の勉強時間を増やすことができるからです。
英語は一度学習して覚えてしまえば、点数が取りやすい科目です。
文系に進んでも理系に進んでも、英語だけはずっとついてきます。
英検なんて・・・と言わずに積極的に学習して持っておきましょう。
また私立大学受験の際、部活などとくに入っていなかったとき、特記事項のところに英検2級と書くことができます。
これ、持っていなかったら空欄になって、勉強の他はなにもがんばっていませんとアピールしているかのような体裁が悪い書類になってしまうんです。
そこの欄を埋められるだけでも、英検は持っていて損はないので、ぜひ、英検は受けてみてくださいね。
英検なんてお金がもったいない…と思う人は満を持して『2級から』トライしてみてください。
2級以上を持っていれば、これから先も使える場面が増えてきますよ。
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