中学生のスマホって何時までが許容範囲なのでしょうか。
時間制限を決めてもなかなか守れないのが中学生。
いくら10時過ぎたからLINEはやめようといっても、もうゲームは終わりだといっても。
塾に行くと帰ってくるのが10時ごろになるので、早めにスマホをやめようと思っていても深夜まで使っている子はたくさんいます。
中には布団に持って入って夜2時や3時まで見ていた・・・なんていう話もよく聞きます。
でも親としてはスマホなんてしてないで、早く宿題して早く寝てもらいたいですよね。
スマホを「何時まで」と決めるかは、家庭ごとの生活リズムに合わせればOKではありますが、決めた時間を守ってもらうためにはきちんとしたルールを決めておくことが大切です。
反抗期の中学生にスマホの時間制限を守らせたい時には、お互い多納得したうえで時間制限アプリを使うと親子ゲンカにもならずスムーズですよ。
この記事では反抗期の中学生に合わせたスマホルールの決め方と時間制限の作り方をご紹介します。
中学生のスマホは何時まで?スマホルールの決め方
まず、ルールを守るにはスマホは『保護者のもの』という意識を持たせることが大切です。
たとえスマホ本体を中学生が自分のお小遣いで買っていたとしても、毎月お金を払っているのは保護者です。
保護者の名前でないと契約はできません。
スマホの使い道について口出しする権利が保護者にはあるのだということを、前提に話を進めてください。
その上で、パスワードは保護者と一緒に決めて指紋認証に保護者の指紋も登録しておき、何かあったらいつでも保護者がスマホをチェックできるようにする。
これがまず中学生が最初にスマホを持つときに決めておきたいルールです。
スマホをチェックするタイミングや期間についてはこちらの記事を参考にしてください。

中学生のスマホルールの中には時間制限と場所の制限を
スマホには依存性があります。
見始めるとやめられなくて、気が付いたら何時間も経っていたということもめずらしくありません。
スマホを渡す前に、スマホを使っていい時間と場所を決めましょう。
時間制限の作り方
- 夜は〇時まで
- 朝は〇時から
- ご飯の時やお風呂の時間はさわらない
- テスト期間中はスマホを1日〇時間までしか見ない
- 動画を見る時間は〇時間
- ゲーム時間は〇時間
これらの決まりを作っておけば、スマホを持った初めのころはスマホの触りすぎは防ぎやすくなります。
初めのころは、と書いたのは、中学生はどうしても反抗期がやってくるのでそのうち何とかして長時間使おうと努力し始めてしまうからです。
そこでどうあって折り合いをつけていくか?ということになるんですが、1人目のお子さんの場合は親御さんが厳しく管理していることが多いですが、2人目、3人目となるにつれて管理が甘くなる傾向があります。
うちはダメなのになんで〇〇ちゃんちは・・・ということもたくさんありますので、その辺は都度、成績や人間関係を見ながら折り合いをつけていきましょう。
中学生の平均使用時間はどのくらい?
中学生のスマホ利用時間の平均は
平日 1時間52分
休日 2時間51分
です。
これは2020年のデータなので今はもう少し増えているかもしれません。
平日にスマホを利用している中学生のうち、約半数は1時間以下。
しかし、休日になると1日5時間以上もスマホを利用している中学生もいるようです。
スマホの使い過ぎは依存症につながります。
また脳の働きが鈍って自分で考えられなくなるとも言われています。
理想は休日でも2時間以内におさめたいところですが、YouTubeなどを見始めるとなかなかやめられないのは大人でも分かりますよね・・・
中学生の間は時間制限アプリなどを使って、使い過ぎの癖をつけないようにしていきましょう。

スマホの利用は何時まで?
スマホ利用時間を制限している家の中で、一番多い時間帯は夜9時~10時です。
次いで夜11時という意見が多いです。
夜10時を過ぎると寝る子も出てくるので相手の迷惑を考えて9時~10時あたりが妥当なのではないでしょうか。
布団に入ってからもスマホを見ていると、睡眠の質が悪くなるというデータもあります。
夜10時など決めた時間がきたらリビングなどの決めた場所においておくというルールも合わせて決めることも必要です。
時間制限アプリを利用しよう
決められた時間が来ても、あとちょっと・・・となかなかやめられません。
そのような時には時間制限アプリを利用してみましょう。
iphoneの場合
安心フィルタリングという機能を使ってスマホアプリの時間制限をすることができます。
また時間制限だけでなく、有害サイトのブロック機能や閲覧履歴を見ることもできます。
androidの場合
Googleファミリーリンクなどのアプリを利用することで、アプリの時間制限、有害サイトのブロックなどを行うことができます。

場所の制限の作り方
スマホを使っていい場所を制限することも大切です。
- 家のリビング以外で使わない
- 電車やバスの中では使わない
- 歩いている時や信号で立ち止まった時に使わない
- 自転車に乗ったまま使わない
- 知らない人に画面をのぞかれるようなタイミングで使わない
- 学校では使わない
これらのルールもきちんと決めておきましょう。
保護者はチェックすることはできませんが、いけないんだということを教えておくことが大切です。
ネットの使い方についてのスマホルールも作っておく
ネットの世界についても中学生は知らないことだらけです。
- 掲示板に書き込まない
- あやしいリンクはクリックしない
- TwitterなどでDMが届いても返信しない
- LINEの知らない人はお友達登録しない
ルールとして決めるのと一緒に、危ないよということを教えておいてあげましょう。
ほかにもネットリテラシーについて、人の悪口を書かないとか、写真をむやみにアップしないなど、話し合っておけるといいですね。
中学生はスマホルールをまもらないこともある
私達が子どもだった頃もそうだったように、子どもは決めたルールをまもらないこともあります。
まもらなかったときにどうするか、という約束も決めておきましょう。
スマホルールをまもらない時の約束は親と子供が納得して決めておきましょう。
親が一方的におしつけては、反抗期もあいまっていい結果につながりません。
スマホルールをまもらないときの約束
- 〇回ルールをまもれなかったら解約する
- ルールがまもれていないことが分かったら〇日スマホを禁止する
などがよく聞くルールをまもれない時の約束です。
最近はそんなの体罰だ!とか反論してくる人もいますが、きちんとしたルールを守っていくには罰則も必要です。(車の罰金や駐車禁止と同じですね)
体罰はよくありませんが、スマホを使いすぎているからスマホを使用禁止にするというのは理にかなっているのではないでしょうか。
体力があるので使いすぎても疲れなくて、何時間でもスマホを見れてしまうのが中学生です。
何時間も観ていると依存症になりやすい原因になりますから、適度に管理してあげてくださいね。
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中学生がスマホルールを守るためにできる管理の仕方とは?
中学生がスマホルールを守るためには、保護者が管理しているという姿勢を見せることが大切です。
- 制限アプリで状況をチェックする
- 子どものスマホを開いてSNSをチェックする(スマホ持ち始めの数か月間)
- スマホは親の目の届くリビング以外ではつかわないルールを作る
- スマホを使っている子どもに今なにをやっているのか?と時々確認する
- 子どもの表情をよく見る
気にしているよ~という雰囲気を出しましょう。
無関心がいちばんよくありません。
スマホの利用状況をチェックしよう
スマホの利用状況は、制限アプリを使っていれば保護者のスマホからチェックすることができます。
- インターネットでどのようなページを閲覧したのか
- アプリで何時間遊んだのか
などをチェックすることができます。
また宿題や勉強の進み具合などをチェックすることで、スマホで遊び過ぎてはいないかということも確認しましょう。
スマホで遊ぶ時間が長くなるとどうしても学習時間が減るので成績は下がってきます。
成績が下がったのはスマホ時間が長いという合図かもしれません。
スマホ時間を気にしておきましょう。

中学生とスマホルールを決めるときの注意点
中学生は反抗期です。
とりあえずなんでも「いやだ」と反射的に口から出ます。
だから、保護者から「こうしなさい」というのではなく、
ここはどうしようか?という相談形式で話をしていきうまく誘導してみてください。
自分で決めたルールだと思わせることができれば、うまくまとまりますし、ルールが守れなかったときのペナルティも自分で決めたんでしょう?と言えるのでこちらから強く出ることができます。
スマホはとっても魅力的。
正しい使い方をして勉強にも役立ててもらいましょう。

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