中学数学が得意になる方法を中学校の数学の先生に聞いてもいい答えってなかなか返ってきませんよね。
数学の先生は「分からないところがあったら聞きに来て」と言いますが、行ったところで「それは分かってるんだけどな・・・」と思うことも多いんです。
それはずばり、数学の先生はみんな『理系頭』だから。
国語の得意な文系頭の子が中学数学を得意になるには、国語が苦手な理系頭の子も国語を得意になれる『論理エンジン』と同じように、数学を文学的に考える方法が必要なんです。
そして文系頭の子が中学数学を得意になる方法を最近見つけてしまったので、こっそりお伝えしようかなと思います。
(全く数学ができない中学生が驚くほど数学が得意になる教材はこちら↓)
中学数学が得意になる方法とは
国語の得意な文系頭の子が中学数学を得意になるためには、数学の内容を文章で理解していく方法が一番。
この文系脳や理系脳の話は、よく「料理本のレシピ」に例えられています。
女性は文系脳の人が多いので、従来型のレシピ本で理解しやすいらしいのですが、理系脳の男性が女性と同じレシピ本を使って料理をしようとすると、理解するまでに時間がかかるそうです。
でも料理の工程を図や表にしてあげれば、男性は途端に理解して料理を始めますが、今度は女性が訳分からなくなって手が止まってしまうんです。
これと同じで、国語の得意な子には数学も文章で説明すればいいんです。
プラスとマイナスの掛け算の考え方
プラスとマイナスの掛け算なんてそんなの簡単、できるよ。と思っていませんか?
でも実際、問題を解くと簡単な四則演算はできるけど
- かっこが付くと間違う
- 文字が入ると間違う
なんてことはありませんか?
-(-9)なんて文字に惑わされているんですよね。
これ、分かりやすい方法がツイッターで紹介されたことがあります。
大好きなお友達Aと、嫌いなお友達Dがその場にいたとします。
大好きなお友達Aと、あなたの大好きな映画を観に行くことになったら、とても嬉しいですよね。
大好きなお友達と大好きな映画のかけ合わせが最高なんです。
これは
大好きなお友達A=+
大好きな映画=+
だから、『プラスとプラスを掛けると、プラスになる』
ということになります。
次に、嫌いなお友達Dと、あなたの大好きな映画を観に行くことになったら。嫌ですよね。
これは
嫌いなお友達D=-
大好きな映画=+
だから『マイナスとプラスを掛けるとマイナスになる』
ということになります。
次に、大好きなお友達Aが、あなたの嫌いなお友達Dといるところに遭遇してしまったら、最悪な気持ちになりますよね。
これは
大好きなお友達A=+
嫌いなお友達D=-
『プラスとマイナスをかけ合わせると、マイナスになる』
ということになります。
次に、嫌いなお友達Dがうんこを踏んだら。
ふふって笑ってしまいますよね。(心の中だけでも)
これは
嫌いなお友達D=-
うんこを踏む=-
『マイナスとマイナスをかけ合わせると、プラスになる』
ということになります。
つまり、-(-9)というのは、-×-×9のことですから、答えは+9。
ー(9)というのは、-×9のことですから答えは-9なんですね。
今さらっと流しましたが、-(-9)が『マイナスかけるマイナスかける9』のことだって、知っていましたか?
このことを理解するだけでも、マイナスの付いた四則演算はとても楽ちんになります。
最近では、
-4x (-3) =12 『なぜこの結果になるのかを小学3年生にわかるように説明しなさい』という研修のお題。 マジでわかんねぇ…と頭を抱えてたら、 『うちのお父さんは、毎日髪が4本減ります。3日前は12本今より多かったです』というアンサーに心が震えてる。
— ⚔会心の呟き⚔ (@kaisinbuz) August 15, 2020
この考え方、すごく分かりやすいですよね。
髪の毛が4本減る=-4 3日前=-3 3日前は今日より+12本
なるほど!!世間には賢い人がたくさんいますね(笑)
こんな感じだと、式で説明されるよりも分かりやすいですよね。
これ、実は理系脳の人にとっては説明されても「面白いな」とは思うけど、理解するためには「まどろっこしい」と思うだけであまり必要ではないんです。
でも文系脳の人はこれ一発でひらめくこともあります。
人間って不思議ですよね。
文字式の考え方
文系脳の人は突然式の中に現れる文字に翻弄されていることも。
係数ってわかりますか?
3xって書いてあったら、『3かけるx』のことですよね。
このxにくっついている数を係数と言いますよね。
-3xだと、『マイナスかける3かけるx』。
1つずつ数字をバラバラにして掛け算したものを、掛けるって書くのが面倒なので、シュッと数字を寄せているだけのことです。
文章題の考え方
この問題が分かりますか?
まず、この問題は方程式を解く問題だということを理解しなくてはいけません。
そのためには、書いてある文章の通りに文字を置いていきます。
ある数xを2倍だから、2かけるxで、2x。
そこに4を加えるから2x+4。
さらに3倍するので、(2x+4)×3。
そこから5を引くので、(2x+4)×3-5
そして、この式の答えが-2なので、(2x+4)×3-5=-2
この方程式を解けば解答が出せるということは分かりますか?
文系脳の子は、本当は
ある数xを2倍して4を加えた数を、さらに、3倍してから5をひくと、-2となった。これの方程式を立ててて解き、xの数が何になるか計算しましょう。
おそらく、ここまでしっかり説明があって初めて、あぁ、方程式を立ててxを求めるんだな。と分かるんだと思うんです。
数学の問題と言うのは、長年連れ添った夫と同じくらい口数が少ないんです。
だから問題の意図が読めない。
でも数学って問題の意図なんて無くて、読んで字のごとく、そのままを解けばいいんです。
問題文に作者の気持ちとかは入っていません。
でも文系脳の子は、作者は実は○○で、このxも普通に解かせようとして実は別のやり方があるのかもしれない・・・
などと考えてしまいがち。(これを中二病とも言う)
数学の問題に作者の気持ちを反映するのはすごく難しいです。
問題自体が無表情なので、、、素直にさらっと読んでみましょう。
国語の点数が良い子のつまづきポイント これで中学数学が得意になる
国語の点数の良い子が数学でつまづいてしまうポイントは、
- マイナスの意味
- xやyなどの文字の意味
- 3xなどの係数の付いた文字式が掛け算だということに気がついていない
- 文章題で求められていることが方程式を解くことだと気がつかない
国語の得意な子は数学の文章の意味なんてすぐに分かってしまいそうなものですが、どうやら違うようです。
数学で書いてある式が、どうしてそうなるのか?どこからそういう意味が分かったのか。
なんだか哲学的な方向に考えが向かってしまって、理系の子たちのように「こうなるからこう!」とは、すんなり頭に入らないようです。
国語の得意な子が数学を得意になるためには、まずは何も考えずに書いてあることを受け入れることから始めるといいかもしれません。
逆に考えると、数学の得意な子が国語が苦手な場合が多いのは、そういった深い推察をなかなかしないからかもしれません。
文中に『そこで加奈子は泣き出してしまった。』と書いてあっても、数学の得意な子は「泣いちゃったのかー」と思う。
でも、国語の得意な子は「こんな悔しい思いをして涙を流してしまうなんて、お友達のみゆきも泣きたい気持ちだろうなぁ。」
くらいの、深い心情を読み取ります。
数学においてはこういった深い心情はいらなくて、
加奈子が3個みかんを食べてみゆきが2個みかんを食べたら、合わせて5個食べたことになる。
これは本当はみゆきが3個食べたかったけど、加奈子はみかんがとても大好きで、もらったとき嬉しそうな顔をしていたからみゆきが譲ってあげたんだろうな・・・
とかっていう、心情はいらないんです。
国語の得意な子は数学の文章題を読んで、こういったことを考えている子も多いんですよね。きっと。
うちの次男がそうなので(笑)
数学は文字をそのまま読んで、そのままを受け取ってくださいね。
名前が書いてあっても、それは記号と同じような物なのです。
数学が全くできない人におすすめの教材
本当に数学が全くできなくて困っている人は、小学校の算数からつまづいている可能性が大いにあります。
小学校の4年生あたりから割り算や分数、割合などの数学の基本を習い始めますが、この辺りがうまく理解できていないと中学の数学が壊滅的にできないという現象が起きてしまいます。
小学校の算数のテストで80点以上が取れていなかったら。
もうそれは小学校の算数ができないから中学の数学ができないのです。
それなら小学校の算数からやり直せばいいだけの話で、実はそんな人のための教材がちゃんと売られているので安心してください。
その教材は
- すらら
- スマイルゼミ
の2つです。
この2つの教材には「戻り学習」の機能がついていて、
最初に問題を解いて、その状況をAIが分析、どこの単元から理解ができていないのか?を判定して、今の学年よりも前の学年の学習をスタートさせてくれます。
それぞれの教材について詳しく見ていきましょう。
すらら
すららは一部の学校でも教育教材として活用されているところがあるので、ご存知の方もいるかもしれません。
家のPCまたはタブレットを使って学習する教材ですが、なんといってもすららは
- 勉強が嫌いな子
- 不登校の子
向けの学習教材で、こういった子でもテストで80点以上取れるようになれるというのが特徴です。
すららの内容
すららの最大の特徴は「無学年学習」です。
無学年学習とは、現在やっている学習ができないのはどこでつまづいてしまったのか?を分析して、
つまづいてしまった学年の学習をきっちりできるようにして、現在の学習に追い付く学習法のことです。
偏差値50を狙っている子の多くは、今の学年よりも下の学年の内容が理解できていないところがたくさんあるはずです。
だから分かっているところが出題されれば点数が取れるけど、分かっていないところが出題されたらかなり点数が落ちてしまうという現象が起きてきます。
そのためには中1や、小学校4年生ごろからの基礎を固めて、最終的に「ぶれのない得点」を目指していきたいところです。
この小学校からのやり直し、学年をさかのぼってのやり直しというのは、個別指導塾にでも行かないと結構難しく、
また先生の裁量によってはうまくいったりいかなかったりするものです。
でもすららなら、AIの機能によって必要なさかのぼり学習ができて、時間はかかりますがきちんとやれば今の学年の範囲にも追いついて点数が取れるようになる
偏差値50近辺の子にとっては分からない勉強が分かるようになる教材なんです。
すららの料金
すららは
- 英国数の3教科
- 英国数理社の5教科
の受講から選べます。
入会金が1万円かかります。
- 3教科・・・8,800円/月
- 5教科・・・10,978円/月
です。
すららは少しお値段が高いのがネックではありますが、その分、戻り学習や先取り学習など
できないところをできるようにする、学校で習っていない、学校に追い付けない子でもきっちりできるようになる
と言うことを大前提として教材が作られています。
ですから通信教育としては少々高いお値段だったとしても、このお値段を出す価値がすららにはあるのです。
すららのメリットとデメリット
すららのメリットは
- 偏差値20や30の子でも得点アップができる
- 小学校から戻り学習できる
- 不登校でも周りに後れを取らないくらい学習できる
- 保護者の子どもに対する深い悩みに寄り添ってくれる
ということです。
すららはもともと発達障害や不登校の子を対象に、学校の勉強に遅れていても大丈夫ということをコンセプトに作られていました。
でも学校の勉強についていけていないのは、発達障害や不登校の子だけではありません。
学校にちゃんと行っているのに偏差値が低いまま、上がらない子というのは、学校の勉強のどこかでつまづいてしまっているからです。
そのどこかさえ分かってやり直すことができれば、どんな子でもちゃんと成績は上がります。
すららのデメリットは
- 強制力がない
ことです。
とはいえ、すららには「すららコーチ」という先生がいて、すららコーチが保護者の方へお子さんとのかかわり方をアドバイスしてくださるので安心です。
すららコーチ
すららコーチは塾の先生や心理カウンセラーの先生で、学校での集団授業についていけない、馴染めないお子さんをサポートしている親御さんのサポートをしてくれる先生です。
家でのお子さんの様子や勉強の進み具合をすららコーチがヒアリングして、相談に乗ってくれます。
そしてそこからすららコーチが学習計画を立て、学習を促すためのアドバイスを親御さんにしてくれるという流れです。
成績が悪い、勉強をしない、学校に行けない、ずっと寝ている、塾に申し込んだけど塾さえも行かない、と言った悩みにも寄り添って、勉強を進められるようアドバイスしてもらえるのは
悩みが深い保護者にとっても心強い味方となります。
もしお子さんがこういったことで悩んでいて、この状況を脱したい!と思っているのなら、すららをぜひ試してみてください。
きっとおうちの方の悩みが少なくなりますよ。
\すららコーチが導いてくれる/
偏差値50を突破しよう
スマイルゼミ
スマイルゼミはよくお店で体験会などが開かれているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
スマイルゼミはタブレット完結型の教材で、できないところを徹底的に理解できるようにする教材です。
スマイルゼミには戻り学習、先取り学習機能がついていて、
できない問題はどこからできないのかを診断して理解できていないところから学習できますし
得意な科目は授業よりもどんどん先に進んで学習することができる教材です。
ですから数学はできないけど社会は得意、と言うのなら、数学は学年を戻って学習し社会は今学校で習っている単元よりももっと先に進められます。
ただすららと違うのは、スマイルゼミでは中学校の範囲内で戻り学習ができるということです。
小学校の算数は理解できているけれど、中学の数学でつまづいてしまった、そんな人に向いています。
スマイルゼミの内容
スマイルゼミは教科書準拠の教材で、やれば必ず成績が上がります。
さらに暗記もタブレットで何度も繰り返し学習できるので、「勉強をする」と身構えなくても気が付いたら何回もやっていて覚えられることも出てきます。
またいつ始めても中1のはじめから学習できますし、現在の学年の範囲までなら先取り学習も可能です。
ですのでできないところは復習を、できるところはどんどん先に進めて予習もできるようになっています。
スマイルゼミも9教科しっかり学べるのでおすすめです。
タブレット1冊にすべてが集約されているので、私はちょっとタブレットの中が見えにくいなと思ったのと
親が少しでも勉強を管理するなら紙の教材の方が使いやすいなと思ったので進研ゼミを推していますが
タブレットでしっかり完結させたいと思う方にはスマイルゼミがおすすめです。
スマイルゼミの料金
スマイルゼミの料金は1か月7,480円~です。
またタブレットの料金が約1万円かかります。
進研ゼミと比べると少し値段が高く、タブレットの料金がいるのでその分また高く感じてしまいますが
スマイルゼミではスマイルゼミを解約した後も、このタブレットがandroidたブレととして使えるというメリットもあります。
進研ゼミのタブレットは解約してしまったらもう使い道がありませんので、解約後のタブレットことを考えるならスマイルゼミの方がお得ではあります。
スマイルゼミのメリットとデメリット
スマイルゼミのメリットは
- やれば必ず成績が上がる
- 先取り学習ができる
- さかのぼり学習もできる
- タブレット1台で完結できる
この4点が主なメリットです。
タブレット1台で数学や英語、そのほかの教科まですべて網羅できてしまうところが一番の魅力。
机に座っておとなしく勉強をするのが苦手な人にはぴったりです。
スマイルゼミのデメリットは
- タブレット代がかかる
この1点のみです。
最初にタブレット代が1万円程度かかるので、最初の引き落としだけちょっと高いなと感じてしまうところがデメリットですがそれ以外にはデメリットはありません。
中学の数学でつまづいてしまったら、高校での数学はもう見るも無残なものになってしまいます。
まだ間に合う今のうちにしっかり対策していきましょう。
ぜひ資料請求をして体験してみてくださいね。
\資料請求で入試対策冊子セットがもらえる/
苦手を克服しよう
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