お子さんが塾へ行きたくない、ストレスだ、もう疲れたと言ったらどうしようかと悩んでしまいますよね。
特に中3の受験生ともなると、どうしてこんな時期に塾に行きたくないとか言い出すんだ、もうすぐ受験だというのに・・・
と、焦って怒ってしまったり強制的に塾へ行かせてしまうこともあると思います。
でもお子さんにとって塾そのものがストレスだったり、普段の生活の中で疲れてしまってやる気が無くなっていることも。
我が家の次男も塾に行きたくない、先生が嫌い、もう疲れたしクラスがうるさくてストレスでしかないと言って、結局塾を辞めて進研ゼミ1本にし、偏差値65の高校に合格した経験を持っています。
この記事では我が家の次男の塾に行きたくない経験を詳しくご紹介したいと思います。
塾が行きたくないほどにストレス
塾が行きたくないほどにストレスになる原因は、多くは塾の先生にあります。
始めは楽しく通っていたはずの塾に行きたくないと言い出すのは、塾の先生の指導力不足によって引き起こされていることがほとんどです。
- 授業がつまらない
- 授業中みんながうるさい
- 先生と合わない
- 授業が分かりにくい
- 勉強が身になっている感じがしない
など、塾が嫌だと感じてしまう原因がどこかにあるものです。
また、
- 塾へ行くまでがしんどい
- 部活終わりに今から塾もあると思うと気分が沈む
など、モチベーションが上がらない場合も塾へ行くことをストレスに感じることがあります。
そして多くの場合、子どもたちは自分自身「なぜ塾へ行きたくないのか分からない」ことが多いものです。
我が家の次男は新人の塾の先生による授業崩壊を機に塾へ行きたくないと言い出し、あいつ(先生)に会うことがストレスだと言い出して塾を辞めるに至りました。
私が息子2人の中学時代を見てきて思うのは、思春期で気持ちが揺れがちになるのも1つの原因ではありますが、ストレスを感じている場合は早めに対策をとって切り替えた方が深刻な事態になりにくいということです。
ちょっとのことと思っていたことが大きなことにつながりやすいのが思春期でもありますので、そのあたりは細かい視点で配慮してあげてください。
塾に行きたくない もう疲れたという時
中学生が疲れた、塾に行きたくないというときは
- 勉強についていけなくて辛い
- 部活などで疲れている
- 体の変化についていけていないので疲れている
- 心が疲れた
などの場合が考えられます。
小学校高学年ごろから中学生、高校生の時期は思春期で体の中のホルモンバランスが乱れがちです。
それに伴って気持ちが揺れたり、体がうまく機能しないことも出てきます。
最近よく聞くのが起立性調節障害(OD)という言葉です。
不登校の原因の1つとも言われていて、実はうちの次男も起立性調節障害ぽい感じで中2、中3の時期はとても苦労しました。(診断が下りないこともあります。診察は小児科でしてもらえます。)
本人もよく分からないけど朝起きれない、体がしんどい、授業中に寝てしまうなどの症状が出て、時に貧血っぽい状態になることも。
症状に個人差はありますが、ひどい子は学校に行けないほど大変なこともあるので、小学校高学年から高校生くらいの子どもたちが「疲れた」という場合には、あまり無理をせず休むことも大切です。
今勉強をしないと今後の人生が・・・と焦ってしまう気持ちも分かりますが、こんなに体力のある子どもが「疲れた」という時は体力や気力が残っていない状態です。
1週間~1か月ほどお休みしたらまた体力や気力が戻ってくるかもしれませんので、様子を見たり話を聞いてあげたりしてみてください。
塾に行きたくない 中3受験生なのにどうすれば
中3の受験生になって塾に行きたくないと言われると、親としては内心焦りますよね。
でも行きたくないというのにどうすればいいのでしょうか。
とりあえず話を聞いてみないことには理由も分かりませんが、もしかすると理由は教えてくれないかもしれません。
思春期ですし、告白して振られた子が同じ塾にいるから行きにくくなったという理由かもしれませんしね・・・(だとしたら親には言わないでしょうし)
行きたくない!行かない!という塾に、無理していかせようとしても無理なことも多いので、対策を考えましょう。
急いで他の塾を探すのか、もう塾へ行かずに家で勉強をするのかどちらかの選択肢になりますね。
我慢してその塾へ行くという選択肢もありますが、そこは行きたくない理由次第になるでしょうか・・・。
高校受験は無理して塾に行く必要もなく、家でしっかり勉強ができれば問題ありません。
でも、家でしっかり勉強できるかどうかという部分が結構難しかったりもしますよね。。。
もし他の塾を探すなら
- 入塾金が安いところ
- 今の時期からでも受け入れてくれるところ
が見つかるといいかなとは思いますが、この入塾金がまた結構なお値段することもあるので悩みどころです。
「もう塾へは行きたくない」ということなら、通信教育やオンライン家庭教師、オンライン塾などの選択肢もありますので、おうちの方が比較してみてください。
入塾金が高くてもったいないと思うなら、通信教育は本当にありだと私は思いますし、うちの次男は塾をやめて進研ゼミ中学講座1本で高校受験をしました。(体験談はこちら→進研ゼミだけで高校受験)
資料請求をしたり体験授業を受けたりすれば1~2週間で新しい塾または教材を決められるのではないでしょうか。
塾に行きたくないのはプレッシャーや先生(親)が怖いのが原因かも
塾に行きたくないのは先生や親から「今度のテストでは80点以上取ろうね!取れるよね!!」というプレッシャーをかけられていたり、「なんでまた計算ミスしたの・・・」など怒られることが怖いのが原因かもしれません。
嫌だなぁという気持ちがそのまま塾に行きたくない、勉強したくないという気持ちに結び付いているんですよね。
こちらからすると、そんな甘いことを言っているから成績が上がらないんだと思ってしまいますが、本人にしてみれば
- 頑張っているのにできない
- どうして私だけちゃんとできないんだろう
- もっとがんばりたいのに分からない
- 勉強なんて嫌い
- 他にやりたいことがある
などなど、心に葛藤を抱えているかもしれません。
それをうまく言葉にできなかったり、周りの様子からそんなことを言い出せる雰囲気ではなかったりすると、ストレスになったり考えすぎて疲れてしまって塾に行きたくない原因になっていることもあります。
何が原因で塾に行きたくないかは様々ですが、その子その子でなにかしらのきっかけがあるはずです。
でも時間が経つとそのきっかけが何だったのか?も忘れてしまいがちなんですよね。
そして結局何がどうして塾に行きたくないのか分からないけど塾に行きたくないんだーーー!となっていることも多いので、親としてできることは「しっかり休ませる」これしかありません。
しっかり寝てしっかり食べて、ゆっくり休むことで心も落ち着いて、また今後どうしたいのか?を話し合うことができるのではないでしょうか。
またおうちの方も疲れていると話し合いもできませんので、お子さんが休んでいるときはおうちの方もゆっくり休んで頭をスッキリさせておきましょう。
中学生は塾へ行くべきなのか
中学生は塾へ行く「べき」かというと、そんなことはありません。
現に、進研ゼミだけで偏差値70を超える高校に合格した人もいがいとたくさんいますし、塾へ行かなくてはいけないということは全くないんです。
ただ、塾へ行くと勉強時間も増えるし、学校と塾とで授業が2回受けられるので内容が頭に残りやすくもなります。
個別指導塾なら自分ではなかなか克服できない範囲や、分からないところや苦手を無くせますし、勉強の仕方も教えてもらうことができます。
高校受験に対して塾は大変メリットが大きいですが、それでも体を苦しめてまで行くべきものかというとそんなことはありません。
最近はAIを使った学習システムを利用している塾も多く、それは家でも使えるものであることが多いんですよね。
多くの塾で採用されているすららは、契約すれば家でも塾と同じように使うことができます。
見てくれる先生はいないのですが、塾に行ってもいつもそんなに質問することがないという人は家でも同じ学習ができるんですよ。
私のおすすめは進研ゼミですが、すららも意外と人気で近年は選ぶ人が増えてきています。
塾へ行くべきかどうか、お子さんの様子を見ながら決めてみてくださいね。
とりあえず、塾へ行きたくないという時はゆっくりと休ませてあげてください。
お金はもったいないですが、受験前なら特に、健康管理に気をつける意味も込めてあまり無理をさせ過ぎないように気をつけてくださいね。
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