中高一貫校では英語教育に力を入れている学校が多いので、英語の教科書は私立でよく使われる『ニュートレジャー』や『プログレス21』などを使っていますよね。
また中高一貫校には帰国子女の人や小さいころから英語をバリバリに習っていた人も多く、こういう人たちは英語の教科書は読み物レベルだと思っていて、ノー勉でも高得点をとってきます。
その子たちも退屈しないような授業をする学校も多いので、英語貯金が無く『中学受験』を小学校高学年から意識したような人はなかなか英語の成績が上がらないという悩みも多いです。
うちの子もプログレス21を使っている私立中学に入りましたが、小学校の間に英語を習わせていませんでした。
中高一貫校特有の英語の教科書で勉強するとき、どのような勉強を+αですれば点数があがるのでしょうか。
中高一貫 英語の教科書
中高一貫で使われている英語の教科書は
- ニュートレジャー(z会)
- プログレス21(EDEC)
が多いです。
うちの子の学校もプログレス21を使っています。
文部省から配布されている教科書も一応配られて持っていますが、学校では一度も使うことはありません。
配られた教科書は『ONE WORLD』。
プログレス21とONE WORLDを比べてみるとその違いは素人目にも一目瞭然。
- 教科書の分厚さが違う
- 文字の大きさが違う
- 問題の量が違う
- 出てくる単語の量が違う
- すでにレッスン6でやってる内容がプログレスはぶっ飛んでる
ONE WORLDのレッスン6でやる内容はプログレスでは初めの方でサラッと流して終わり。
小学校のうちに学校の英語の授業だけで、一度も英語教育を受けたことのない子は、この教科書と授業についていくのは至難の業です。
中学校の先生も
「1年生の始めは英語を習っていたこと習っていなかった子で差がかなりあります。点数にして20点以上差がついています。」
とおっしゃっていました。
「でも、1年後には20点以上点数が低かった子たちもできる子たちに追いついてくる。人もいます。追いつけない人ももちろんいますが・・・」
という、結果はお茶を濁した感じに。
個人差はもちろんあるし、英語が好きでどんどん勉強できれば追いつけるんだろうけど、じゃあ、追いつくにはどうやって勉強したらいいのか。
悩みますよね。
中高一貫の英語の教科書に対応している問題集
市販の問題集で、中高一貫校の英語の教科書ガイドや、プログレスに対応している問題集を探しても見つかりません。
中高一貫校で使っている英語の教科書は、文部省認可ではないので教科書ガイドが出版されていないんです。
普通、学校のテストで良い点数をとろうと思ったら教科書ガイドや教科書ワークを使って、大事なところをきっちり覚えれば8割以上は取れるのが学校のテスト。
でも、私立の場合そうは問屋が卸さない仕組みになっているんです。
学校の先生は「学校から配られたプリントや問題集を何度も解きなおして・・・」と言いますが、学校で配られたプリントは宿題に使ってあるので鉛筆で書きこんであるし、問題集もそう。
だから大事なところをまとめ直したり、問題集の答えを消したり(消しても跡で見える)、そういう作業が必要なのでなかなか子供のベクトルがそっちに向いていかないんですよね。
市販の問題集で「最高水準」とか「ハイレベル」とか書いてあるのだったらいいのだろうか・・・?とさせてみたこともありますが
問題集ができても学校の点数はとれませんでした。
なによりも範囲があっていないし、教科書に比べて問題集の単語数が少なすぎて。
じゃあどうするか。
そう思って調べていると、プログレス21には「進研ゼミ中高一貫コース」が対応していることが分かりました。
ちなみに、ニュートレジャーには「Z会」が対応していることも分かりました。
進研ゼミ中高一貫コース
進研ゼミ中高一貫コースにはプログレス21に対応した教材があります。
見た目もプログレスにそっくり(笑)
要点がまとめられていて、大事なところとかポイントが分かりやすくなっています。
プログレスだけだと、どこが大事でどの単語が重要で、どこが文法なのか分かりづらいですし、学校の先生もかなり英語が得意な人が多いので、できない子の苦労が分からないであろう授業が進んでいることも多いです。
でも英語のできない子と言うのはこうやってロジカルに説明してもらえると分かることも多いので、進研ゼミの教材はプログレスもう嫌だ~となっている子の救世主になってくれます。
また中高一貫校では学校によって進度がまちまちです。
学校の進度に試験ゼミが追いついていない時は、進度リクエストで連絡すれば早めに届けてくれるサービスもあります。
さらに中高一貫校では英語検定2級までは取って当たり前という風潮もありますよね。
進研ゼミでは追加料金不要で、英検対策講座を受けることができます。
学校で英検対策講座を開いてくれるところもあるとは思いますが、それと同時に家でも学習していれば、学年を越えた上の級を受けるときも英検用の市販問題集を買う必要もないし心配が減りますね。
またオンラインスピーキング講座も充実しているので、中高一貫校ではついていけていない人も、追いつくための施策が充実しています。
\プログレス21対策はこれで完璧/
♪国語・数学もセットでレベルアップ♪
進研ゼミってちょっと不安・・・資料請求したい方はこちら⇨【進研ゼミ中学講座】
Z会本科英語 Z会オリジナルカリキュラム
Z会の英語講座、Z会オリジナルカリキュラムはニュートレジャーの内容に即しています。
ニュートレジャーの解説が詳しく書かれていて、ポイントも分かりやすいですね。
Z会では、『読む、聞く、話す、書く』の4技能全てを育てるため、4つのエリア分けされた解説と問題が出題されます。
日本人の英語は「読むと書く」ができても「聞くと話す」ができない人が多く、これから大人になる子どもたちには国際人を目指して聞くと話すもできるよう、教育改革が行われています。
また中高一貫校では、英語のスピーチコンテストやリスニングのテストが当たり前のように行われるところも多いですよね。
教室の前でに出て英語をしゃべるのは緊張してしまいますが、Z会で鍛えられていれば自信をもってみんなの前で発表することができるようになりますね。
\ニュートレジャーが分かる!を手に入れる/
♪1ヶ月から受講可能♪
中高一貫の英語で落ちこぼれたら
中高一貫校の速さについていけず、「もしかして、私落ちこぼれてる?」と思ったら。
英語は日々の積み重ね。
単語を覚えて熟語を覚えて、文を書けるようにする。
この流れを繰り返さなくては上達しませんが、落ちこぼれてしまった上に中高一貫校のあの早いスピードで授業が進んでしまっては、もうどうしたらいいのか分からない・・・という子も中には出てきます。
でも、中高一貫校へ行けるくらい地頭は良かったのですから自信を持ってください。
なんとか挽回していきましょう。
そのためには、できていないところ苦手なところから覚え直すことから始めていきたいですよね。
よくおすすめされているのは、教科書ワークとかスマイルゼミとかそういうのなんですが、私は「Z会アステリア」をおすすめします。
地頭の良い中高一貫校の方なら、アステリアでもっと飛躍できるはずだからです。
Z会アステリアの英語4技能講座は、中学生から大学までの内容が網羅されていますが、学校の教科書には即していない教材なんです。
始めのレベルチェックで現在のレベルを測り、そこからスタート。
間違えた問題は映像授業が表示され、それを見てもう一度同じような問題を解くという繰り返し学習ができます。
そして英語力がついてきたら問題がどんどん進んでいって、気がついたら学校の授業よりも先に進んでいたということも。
始めは落ちこぼれでも、半年か1年後には実力がついて学校のレベル以上になっている可能性のある教材なんです。
教科書に沿ってはいませんが、教科書で習ったところを選んで学習することもできますから、テスト対策も自然とできるようになります。
この辺りの詳しい情報はこちらの記事に書いていますので読んでみてくださいね。
中高一貫の英語 教科書を使った勉強法
中高一貫校の英語は、教科書を使っただけではなかなか厳しいのが現実です。
教科書だけで何もしていないよ?という子は、もともと小学校の頃から英語を習っていたとか、帰国子女だとか、英検を持っているとか、そういう積み上げのある子が多いです。
授業進度が早いのと、周りのレベルが高いのとで、一度後れを取ってしまうとなかなか取り戻すのがしんどくなります。
プログレスやニュートレジャーは、学習していて楽しい教科書ではあります。
息子の使っているプログレスは「何このシチュエーション(笑)」という会話なども頻繁に出てきます。
アメリカンジョークなのかな。
日常生活で使っている英語に近いテキストになっているからこそ、単語の数も膨大でなかなか自分一人で勉強するには何時間もかかることも。
市販の問題集もなかなかいいものがありません。
もし塾へ行くとしても、通っている学校のテキストに合わせた学習を教えてくれるところに絞られます。
普通の個人塾では嫌がられることもしばしばあります。
もし部活も忙しくて、なかなか近くに良い塾が無いというのなら、とりあえず進研ゼミやZ会で対策を取って見るのも1つの方法かもしれませんね。
中には塾へ行きながら家庭学習の材料として進研ゼミやZ会をやっている子も中高一貫校にはたくさんいます。
お金をかけるほど高学歴とはよく言われますが、こういったところで成果が出るのもうなづける気がしますよね。
コメント