高校受験を控えた中学生はいつから塾へ通うのが良いのでしょうか?
また塾へ通うとしたら費用はどのくらいかかるのか、本当に高校受験のための塾へ行くべきなのか?
また行くとしたらどこの塾がおすすめなのか?
高校受験に強い、中学生専門の英語塾や個別塾、またオンライン塾などもありますので、ご紹介していきます。
多くの中学生が高校受験の塾へ行き始めるのはいつから?
多くの中学生が高校受験の塾へ行き始めるのは人によって様々です。
小学生の間から塾へ通っている人は中学受験組か、偏差値の高い高校を目指している人です。
小学生の間は英語だけ塾へ行っている人もいますし、公文や学研で実力をアップしている人もいますね。
中学に入っても英語だけ塾へ行っていたり公文や学研へ通っている人も、受験が近付くと高校受験塾へ切り替える人も多いです。
大学受験を意識していない人や、高校卒業後は専門学校か就職かな?と考えている方は中2や中3くらいから塾へ行く人が多い印象です。
中学に入ってからの成績を見てこの辺りの高校に入れたらいいなと思っている高校に成績がちょっと届かないな・・・と思ったタイミングで塾へ行き始める人も多いです。
中には塾へ全く行かずに偏差値の高い高校や大学へ行ってしまう天才もいるので、塾へ行くのは人によってそれぞれと言えます。
高校受験にかかる中学生の塾費用はこのくらい
高校受験のための塾代は集団塾、個別塾によっても、通う塾によっても大きく差があります。
大まかには
- 集団指導・・・1教科1万円
- 個別指導・・・1教科2万円
が目安です。
大手進学塾(東進など)に行かせたり、個別指導で有名な明〇義〇なんかに行かせると、お金は湯水のように無くなっていきます。
年間100万単位で飛びます。
例えば明〇義〇は、夏の講習だけで10万以上(取るコマ数によりますが先生が取りなさいと言うので増えがち)、月謝が4~5万円くらい。
一般的には
英語だけ・・・1万円/月
英語と数学・・・2万円/月
夏期講習・・・約3万円
冬期講習・・・約2万5千円
年間⇒2教科受講で約30万円
このようなイメージです。(塾によって違いがあるので詳細は通いたい塾にお問い合わせください。)
週1回・・・2万円/月
週2回・・・4万円/月
年間⇒週2回通って50~60万円
このようなイメージですが、夏休みや冬休みは毎日来てもいいけど定額で〇円といった条件の塾もあるので、もう少し高くなるかもしれません。
詳細は行きたい塾へお問い合わせください。
ママ同士の会話では、働いたお金が全部塾代に消えていく・・・という言葉が多く聞かれ、中学生ママの日常会話の挨拶となるくらいです。
中学生は高校受験の塾へ行くべきか?
中学生が必ずしも高校受験の塾へ行くべきか?というとそういうわけではありません。
塾へ行けばやる気が出て成績が上がる!という子も多いですし、勉強時間をしっかり確保できるようになるので成績が上がる子も多いです。
一方で、塾に行きたくないと感じて行っても成績が上がらない子もいますし、先生との相性が悪かったり嫌なお友達がいて、せっかく入った塾に行きたくないという子もいます。
塾へ行くべきかどうかはその子次第なんですよね。
最近は通信教育もAIの発達によりすごく使いやすくなっていて、塾へ行かなくても進研ゼミやスマイルゼミ、z会と言った教材だけで高校受験を乗り切る子も多くなってきました。
我が家の次男もその1人で、進研ゼミだけで偏差値65の高校に合格できたので、私は進研ゼミを推しています。
塾なし高校受験をする人の割合
塾なしで高校受験をする人の割合は約4割と言われています。
このグラフは平成19年のものなのでかなり古く、現在およそ30歳くらいの人が中3だった時のデータです。
このとき、高校受験のために塾へ通っている中学生は65%程度だったようで、現在はもう少し増えているのではないかと予想されますが、家計の状態がが悪くなっている家が多いのでもしかすると割合はあまり変わっていないかもしれません。
実際、我が子の同級生で大まかに考えてみます。
公立高校の定員・・・1,180人
通塾した子がほとんど(ほぼ100%)であろう高校・・・上位2校
半分くらいの子(およそ50%)が通塾したであろう高校・・・1校
3校分の定員(3校目は50%の人数)の合計・・・650人
通塾している子の割合・・・650÷1180×100≒55.1(%)
田舎で市が小さいので公立高校の定員は市全体で1,180人です。
その中で偏差値の高い高校は上位2校。
上位2校を目指す人は9割以上の子が塾へ通っていて、塾へ行っていない子を探す方が難しいので、ここでは100%と考えることにします。
3校目を受験する子も上位2校目に食い込むために塾へ行く子もいるので、およそ半分くらいが塾へ通っていると考えると
およそ公立高校を受験する1180人の中で650人くらいが塾へ通っていると考えられます。
650÷1180×100=約55.1
つまり55%くらいの子が塾へ通っているということになります。
私が住んでいる市は田舎なので、自宅から通える大学もないため高卒で就職する子が大都市に比べると多い町です。
そもそもの塾の数も少ないですし、通塾率も低いかなとは思っていましたがやはり低そうですね。
このように住んでいる市によって差はありますが、およそ6割前後の子が塾へ通っていると考えられます。
塾が必要ない子とはこんな中学生
塾が必要ない子(中学生)は
- 大学受験をしない子
- 塾へ行かなくても学校で勉強ができている子
- 通信教育をまじめにやる子
この3つに当てはまる子は塾が必要ない子というよりは、塾に行っていない子ですね。
塾が必要ないかどうかはその時には分からないものです。
中学生で塾へ行っていない子というのは、家庭の事情だったり本人が塾を嫌がったり、部活が忙しいなどいろんな事情があるものです。
親の気持ちとしては自信をもって塾へ行かせていないわけではなかったりするんですよね。
本当だったら行かせてあげたかった、塾へもっと行かせてあげられたらもっと偏差値が上の学校に受かったんだろうか?と思っているおうちの方も多いのが現実です。
皆さん家計や本人の意思との兼ね合いで決めていらっしゃるので、うちの子は塾が必要のない子です!と自信をもって言える人は少ないのではないでしょうか。
高校受験塾は小学生から行くべき?
高校受験のための塾に小学生から行っている人はたくさんいますよね。
小学生が通う塾は中学受験塾か高校受験に向けた英語や数学に力を入れる塾のどちらかです。
この高校受験のための塾に小学生から行くべきか?と言うと必ずしも「べき」ではありません。
ただ、中学校の学習の基礎は小学校3年生または4年生あたりから始まっているので、小学校の勉強をおざなりにしていると中学校でつまづいてしまうことになります。
勉強も頑張って大学に行きたいと思っている人は、塾に良くいかないにかかわらず小学校のうちから勉強はがんばっておきましょう。
その方法は塾に行ってもいいですし、公文や学研でもいいですし、小学生なら進研ゼミやスマイルゼミ、z会などもいいですね。
ただ進研ゼミをやるならちゃんとやり残しのないようにやりましょう。
中学生が高校受験の塾に行かない場合の勉強法や問題集
高校受験のための塾に行かない中学生は、どんな勉強法でどんな問題集を使えばいいのでしょうか?
基本的には教科書の勉強をしっかりやればどんな高校にも受かるので、基本は教科書ワークです。
それにプラスして何をやるか?ですが、偏差値の高い高校を目指す人はハイレベルと書いてある問題集を選べば間違いありません。
偏差値50前後の高校を目指す人はとにかく教科書ワークを100点取れるまで何度もやりましょう。
ある程度のペースメーカーが欲しいと言う方は通信教育を使うと、問題集選びもいりませんし、高校入試のための情報も、入試対策も勝手に送られてくるので便利です。
中学生が高校受験の塾選びに失敗しないために
高校受験の塾選びに失敗すると、成績が上がらないどころか子供が塾に行きたがらない場合もあります。
せっかく高いお金を支払っているのに、塾選びの失敗はしたくないですよね。
高校受験の塾選びに失敗しないためには
- 知り合いやお友達の意見に左右されない
- 必ず体験授業を受けてお子さんの感想を優先する
- 塾へ行きたくないというのに無理やり行かせようとしない
- 塾の時間に考慮する
- 塾のある場所も考慮する
この5つが大切です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
中学生の塾の選び方とは
中学生の通う高校受験のための塾の選び方は
- 先生の雰囲気・得意な教科
- 料金
- 塾の場所
- 時間
- 使っている教材
- 合格実績
- 在籍している子のレベル
これらの条件を気にしながら選ぶと失敗しません。
一番大事なのは先生や塾全体の雰囲気が自分に合っているかどうかです。
親としては料金のことを一番に考えてしまいがちですが、子どもにとっては雰囲気と先生次第で塾が楽しくなったりつまらなくなったりしてしまいます。
子どもの気持ちを優先することが、お金の節約にもなると思って、じっくり選んでみてくださいね。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
中学生 高校受験塾おすすめランキング
高校受験塾のおすすめは住んでいる地域の中でも評判のいい塾です。
そして目指す高校や進路によっても選ぶ塾は変わってきます。
- 医学部や東大京大など最難関大学を目指したい人
- 国公立大学や難関私立大学を目指したい人
- 中堅私立大学もしくは専門学校を目指す人
大まかには将来どんな進路選択がしたいか?によって、選ぶ塾や通い方も変わります。
ここまでまだ考えてない・・・という方ももちろんいると思いますが、最難関大学を目指す人はこういったことも考えながら塾選びをしています。
また最近では海外留学なども視野に入れて、国際色豊かな高校を選んだり、英語力を身に付けるレッスンを受けている人もいますね。
高校受験塾のおすすめランキングはこちらの記事でご紹介しています。
※リンク
中学生の英語塾のおすすめ
中学生向けの英語塾もたくさんあります。
塾は全国的にここ!というよりは、地域によって人気のところが違うので、本当は近所の方からの口コミが一番信ぴょう性があります。
とはいえ、全国的に伸びている塾は受講する側にとってのメリットが大きいのが特徴でもありますので、「迷ったら大手」というのは間違いではありません。
大手で比較的料金が安い個別の英語塾はこちらの記事でご紹介しています。
中学生の個別塾のおすすめ
中学生向け個別塾もたくさんあり、地域で有名な敏腕の先生がいることも珍しくありません。
先生によっては入塾テストで合格した人だけが入れるトップレベルを目指す個別塾もありますし、とにかく優しい先生、とくにかく厳しい先生、夜ご飯を食べれたり自由に過ごせる塾などいろんな塾があります。
個別塾ほどお子さんに合った塾を選ぶことが重要な塾はありません。
また英語塾と同様に「迷ったら大手」というのも、こちらがなるべく損をしないためのいい選択肢と言えます。
中学生向けの個別についてはこちらの記事でご紹介しています。
中学生の高校受験向けオンライン塾 おすすめ
最近は高校受験向けのオンライン塾もたくさんあります。
対面の個別指導塾をやっているところがそのままオンラインもやってますというところが多いです。
またオンラインと対面と、両方使えるところなどいろんなところがあります。
オンラインが増え始めた3年くらい前は先生もオンラインだと教えにくかったりといったことがあったようですが、最近ではそういった点も改善されて受講しやすくなっているようです。
中学生に人気のオンライン塾についてはこちらの記事でご紹介しています。
中学生が塾にいつから通うかは将来の進路と家計による
中学生の塾ら選びは将来の進路と家計といっても過言ではありません。
大学に行くのか行かないのか、目指す大学のレベルはどのくらいなのか。
家計的にいくらまでなら塾代が出せるのか。
そのあたりを加味して選んでいきましょう。
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