中学生向け通信教育の王道である「スマイルゼミ」「進研ゼミ」「z会」「スタディサプリ」「ポピー」「すらら」の6教材を比較しました。
これから高校受験を迎える方も、中学受験に合格して中高一貫校に通っている方も、中学生の段階で教材選びに失敗すると、もろに成績に響いてしまいますのでここは慎重に選びたいところ。
お子さんの成績を確実に上位に食い込ませるためにも、今よりも成績を上げるためにも、ぜひこの記事を教材選びの参考にしてください。
この6つの教材のレベルを大まかに分けると
難しい・・・z会
レベルが選べる・・・スマイルゼミ、進研ゼミ
易しい・・・ポピー、すらら
映像授業メイン・・・スタディサプリ
となります。
教材選びの失敗は成績の下降につながります!
お子さんに合った教材を一緒に選んでいきましょう。
スマイルゼミ中学 | 進研ゼミ中学 | z会中学 | スタサプ中学 | ポピー中学 | すらら | |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 7,480円~ | 6,400円~ | 9,084円~ | 1,815円~ | 4,750円~ | 7,700円~ |
無料体験 | ||||||
中学準備講座 | ||||||
偏差値 | 30~80 | 30~80 | 55~80 | 30~80 | 30~60 | 30~60 |
タブレット | 自分で準備する | |||||
紙 | ||||||
教科数 | 9 | 9 | 9 | 5 | 9 | 5 |
中高一貫コース | ||||||
塾との併用 | ||||||
入会する | 入会する | 入会する | 入会する | 入会する | 入会する |
【中学生】スマイルゼミ・進研ゼミ・z会・スタディサプリ・ポピー・すららを徹底比較!
中学生向けの通信教育
- スマイルゼミ
- チャレンジ(進研ゼミ)
- z会
- スタディサプリ
- ポピー
- すらら
の6つの教材を比較する前に、まず
- 高校受験をする中学
- 高校受験のない中高一貫校
のどちらに通っているかで教材の選択肢が分かれます。
さらに高校受験で狙う偏差値帯や現在の成績によっても教材の選び方が変わります。
それぞれの教材の特徴を知って、高校受験や大学受験に失敗しない教材選びをしましょう。
スマイルゼミ中学生コースの特徴
スマイルゼミ中学生コースはタブレットを使った学習がメインで、
- 先取り学習
- さかのぼり学習
- 漢字検定の学習が無料
でできるところが大きな特徴です。
- 料金・・・7,480円~
- 中高一貫校講座・・・なし
- タブレット・・・あり
- 紙の教材・・・なし
- 高校志望校偏差値・・・50以上、特進クラスは60以上
- 教材難易度・・・普通・難しい
- 中学準備講座・・・あり
- 教科数・・・9教科(副教科含む)
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・2週間
タブレットのみの学習で余計な付録や学習用冊子、保護者向け情報誌など一切届きません。
オンラインのみで完結する教材は6つの通信教育の中でもスマイルゼミだけです。
問題を解きながら授業動画をみることができるので、分からない問題が出てきたときも、解き方を調べるという面倒な手順がない分、簡単に解決へのアプローチ法を身に付けられます。
解き方を教科書で調べる、別のツールで調べるのが面倒くさいという理由で正しい知識を身に付けていない中学生は多いので、そういった「めんどくさい」をなくして勉強へのモチベーションを上げ、基礎力をupさせていきます。
チャレンジ中学生(進研ゼミ中学講座)の特徴
チャレンジ中学生(進研ゼミ中学講座)は、タブレットの「チャレンジタッチ」を使用するタブレットコースと紙の教材のオリジナルコースを選択でき、
- 中高一貫校コースがある
- 9教科受講できるのに費用が安い
- 志望校合格率が98%
という特徴があります。
- 料金・・・6,400円~
- 中高一貫校講座・・・あり
- タブレット・・・あり
- 紙の教材・・・あり
- 高校志望校偏差値・・・50以上、難関クラスは60以上、最難関クラスは65以上
- 教材難易度・・・普通・難しい
- 中学準備講座・・・あり
- 教科数・・・9教科(副教科含む)
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・資料請求にて教材送付
チャレンジタッチコースを受講していても暗記bookなど赤シートを使用する冊子や保護者通信などの保護者向け冊子が毎月届きます。
分からないところは授業動画で解説を観たり、質問コーナーで質問をすることで解決できる仕組みがあります。
またweb上でもっと学習するコンテンツも準備されており、教材が足りない人への配慮もされています。
しかし、実際受講してみるとあっちこっちにコンテンツが存在していて、全部使いきれるかと言うと相当性格の細かい人でないと、そこにそのコンテンツがあること自体見逃してしまうのではないか?と思いました。
そう思うほどたくさんのコンテンツがちりばめられているので、自分のお気に入りのコンテンツや、これをやっておけばこの科目の点数が取れるなど、一番効果のあるコンテンツを見つけておけば点数がぐんぐん上がります。
z会中学生コースの特徴
z会中学生コースはとにかく最難関・難関校に特化した教材で
- 1科目から受講可能
- 自然と先取り学習できる
- 応用力のある考える力が身につく
という特徴があります。
将来、高い偏差値の大学へ行きたい人はz会を選びましょう。
- 料金・・・9,084円~
- 中高一貫校講座・・・あり
- タブレット・・・あり
- 紙の教材・・・あり
- 高校志望校偏差値・・・60以上
- 教材難易度・・・難しい・とても難しい
- 中学準備講座・・・あり
- 教科数・・・9教科(副教科含む)
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・資料請求にて教材送付
タブレットを用いた学習が主ですが、専用タブレットではなく家にあるiPadでも受講できます。
また英語は本科とAsteriaの2種類から選択でき、Asteriaを選ぶと英検準1級レベルまで学習できます。
とにかく問題が難しいので、体験教材をやってみてz会をやるかやらないかを決めることが大事です。
うちの子は賢いから大丈夫、どうしても偏差値70のあの学校が志望校だから・・・という理由で気軽にz会を選んでしまうと問題が難しくて教材が進まず、嫌になってやらないという本末転倒なことにもなりかねません。
必ず1度無料体験の資料を取り寄せてお子さんと一緒にやってみてください。
無理にz会でなくても進研ゼミの最難関コースやスマイルゼミの特進クラスでも難関高校、最難関高校に合格できます。
z会は東大や京大を視野に入れた学習を小学生のころからスタートさせているので、途中からz会を始めた人には合わないこともあることを十分考慮しておいてください。
スタディサプリ中学講座の特徴
スタディサプリは基本的には映像授業が見放題のコンテンツです。
そして映像授業に問題が5問ずつあって、授業と問題を解くのとを繰り返すことで力を身に付けていきます。
スタディサプリは6つの通信教育の中で最も自主性が求められる教材で、うちの子は3回チャレンジしましたが3回とも挫折しました。(現在は子どもたちがそれぞれスマイルゼミと進研ゼミを受講しています。)
挫折しないためには
- 合格特訓コースという専任のコーチがついてくれるコースを選ぶ
- 参考書の代わりとして分からないところの授業を受けるために使う
のどちらかの使い方でないと、継続は難しいと感じました。
- 料金・・・1,815円~
- 中高一貫校講座・・・なし(高校3年生の範囲まで視聴し放題なので利用は可能)
- タブレット・・・なし(家のパソコンやタブレット、スマホを使う)
- 紙の教材・・・あり
- 高校志望校偏差値・・・特になし
- 教材難易度・・・普通・難しい
- 中学準備講座・・・あり
- 教科数・・・主要5教科
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・2週間
スタディサプリはお値段も安いし、神授業見放題と聞くと「そんなに素晴らしい授業がこの受けられるのならやってみよう!」と思いやすいと思います。
ですがスタディサプリははっきり言って、秀才向きの教材です。
自分から勉強をしない子には向いていませんし、定期的に教材が届かない、予定も自分で建てなくてはならないというところに大きなハードルを感じます。
もしスタディサプリを受講するなら合格特訓コースを、合格特訓コースがお値段も高いしもったいないと思うなら他の教材を検討してください。
ポピー中学生コースの特徴
ポピーは最近の通信教育の中では珍しく、紙の教材にこだわって作られています。
そして教科書販売会社の作った教材なので、定期テストに出るところがばっちり対策できるのが特徴です。
またデジタルコンテンツとして数学の授業動画、オンライン英単語、リスニング練習などもあって、着実に力をつけていくことができます。
- 料金・・・4,750円~
- 中高一貫校講座・・・なし
- タブレット・・・なし
- 紙の教材・・・あり
- 高校志望校偏差値・・・40~60
- 教材難易度・・・優しい~普通
- 中学準備講座・・・なし
- 教科数・・・9教科
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・有料お試し教材
基本的な力を身に付けたい人や、偏差値60までの高校を狙っている人におすすめです。
難しすぎる問題も少なく、毎日の予習や復習を習慣付けるのにぴったりです。
すらら中学生の特徴
すららは教科書準拠ではありませんが、偏差値30の子でもテストで0点の子でも成績が上がるのが大きな特徴です。
- 無学年学習
- 対話型学習
- オーダーメイド出題
- 自分から勉強するようになる仕組み
- すららコーチのサポート
これらの仕組みを使って、どんなに勉強が苦手な子でも、これまで勉強をしてこなかった子でも、学び直しができる仕組みが整えられています。
また発達障害や不登校の子にも幅広く支持されていて、不登校では学校によってすららを受講することで出席扱いになる可能性もあります。
- 料金・・・7,700円~
- 中高一貫校講座・・・あり
- タブレット・・・なし(自宅のPCまたはchromebookなどを使用)
- 紙の教材・・・なし
- 高校志望校偏差値・・・40~60
- 教材難易度・・・優しい~普通
- 中学準備講座・・・なし
- 教科数・・・5教科
- 塾との併用・・・可能
- 無料体験・・・あり
すららは『一から勉強したい人』におすすめです。
- これまで勉強してこなかった人
- 学校に行っていない人
- 海外に住んでいて日本の学校に通っていない人
無学年式学習によって、小学校4年生あたりの大切なところから個人個人の学習習得度に合わせた学習スケジュールによってカリキュラムが組み立てられていくので、今は遅れていても半年、1年と続けていくうちに学校の勉強に追い付けるようになります。
基礎からしっかりやり直せる教材はすららだけです。
【中学生】スマイルゼミ・進研ゼミ・z会・スタディサプリ・ポピー・すららの効果別選び方
中学生の通信教育教材、スマイルゼミ・進研ゼミ・z会・スタディサプリ・ポピー・すららの中でどれを選ぶか?は、お子さんの通っている学校や志望校によって変わってきます。
公立中学なのか中高一貫校なのか、高校受験があるのかないのか、高校受験をするならどんなレベルの学校を目指すのか。
それぞれお子さんの状況に合わせて選んでみましょう。
偏差値60以上の難関校・最難関校を目指すなら
偏差値60以上の難関校・最難関校を目指すなら選ぶ教材は
- z会
- 進研ゼミハイレベル(中3は難関コースor最難関コース)
- スマイルゼミ特進クラス
この3つのうちどれかを選ぶと高校受験で偏差値65以上の学校の試験に対応した問題が出題されるので合格できます。
それを証明してくださっているのがこちらのコロさん。
現在高校3年生、高校の間も進研ゼミだけで塾へは行きませんでしたが、共通テストは900点近くを取得しこれから国立2次試験に挑むそうです。
挑む学校はご想像にお任せしますが、進研ゼミだけでもできる子はできるということを証明してくれています。
z会・スマイルゼミについてもこちらをご覧ください。
定期テストや模試で平均点以上の成績が取れるようになりたい
とりあえず平均点以上取れるようになってくれたら・・・そう思う方には
- ポピー
- 進研ゼミスタンダード(中3は受験総合コースor難関コース)
- スマイルゼミ標準クラス
- すらら
ここで気をつけたいのが、4つの中で『すららだけは別物』ということです。
ポピー・進研ゼミ・スマイルゼミは教科書準拠の教材です。
ポピー・進研ゼミ・スマイルゼミ
教科書通りの問題集が送られてくるので、
- 日々の学校と同じ範囲の学習内容
- 学校の範囲通りの中間テストや期末テスト対策
- 内容にハズレのない予想問題集
によって成績の底上げを目指せます。
もともと小学校では勉強ができていたのに中学に入って勉強の方法につまづいているな、勉強時間が足りなさそうだなと感じるお子さんに向いています。
また平均点が取れたり取れなかったりするレベルのお子さんはこの3つの教材から選ぶといいですよ。
選び方は
すらら
一方すららは教科書準拠ではありません。
教科書のページに対応した場所を表すはありますし、定期テスト対策に使える予想問題もありますが、テストだからここをやりましょうとか、今学校でここを習っているからここを勉強しましょうと言ったスタンスではありません。
すららは定期テストでも点数が1桁しか取れない子から対象にしています。
定期テストで一桁や20点や30点くらいしか点数の取れない子は、小学校の勉強からやり直さなくては点数が上がりません。
すららはAIによってどこから理解できていないのか?を判別して、現在学校で習っている範囲よりも学習しなければならない箇所を学習させてくれる教材です。
ですから、すららを始めた最初はなかなか点数が上がらないことがあるかもしれませんが、続けていくうちに基礎からしっかり積み上げられて、いつの間にか平均点を取るのが当たり前になっている、それがすららの教材の特徴です。
塾と併用するので必要科目だけ受講したい
主要の英語や数学は塾へ行くけれど、他の教科は通信教育で学習したい場合は、
この辺りがおすすめです。
ただ、塾へ行くと夜の時間はほぼ塾に取られてしまうこと、他の時間は部活でつぶれがちなことも考えると塾と併用できる子はかなりポテンシャルのある子じゃないと厳しいかなと思います。
小学生のころのように言えばその通りに勉強するということが無くなるのが中学生ですから、もし塾へ行くことを考えているのなら塾へ行き始めてリズムが整ってから教材をやるかやらないかを考えてみてください。
どの教科も学校以外で習わなければ成績が上がらないということはありません。
自宅で教科書を使って学習するなら教科書ワークを準備するだけでもOKです。
理科や社会は特に教科書ワークさえやっておけば高得点がとれますし、国語に関しては教科書ガイドと教科書ワークを読み込むだけで高得点が狙えます。
教科書の出版社によって内容が違うので、お子さんの教科書の出版社をよく見て購入してください。
啓林館 理科中1 の教科書ワークはこれです↓
わざわざ通信教育を取ってしまうと、やることが膨大になってやる気が低下するきっかけにもなってしまうので気をつけてください。
塾によっては定期テスト前に受講科目以外の5教科全ての対策プリントをくれる塾もありますので、そのあたりは事前に塾に問い合わせてみてくださいね。
塾なしで高校受験したい
高校受験は塾なしでも可能です。
その代わり、届いた教材はやり残しが無いようにきっちり仕上げましょう。
もし今、成績が悪いけれど偏差値50後半くらいの高校には行けたらいいな、と思っているのなら、z会以外のどれでもいいので好きなビジュアルの教材を選んでとりあえず一通りやってみてください。
何回もやらなくてもいいです。
1回だけでいいので全部の問題をやってみてください。
それだけでいつもより点数を上げられるはずです。
また、先ほどもご紹介しましたが、お友達のコロさんのお子さんは進研ゼミだけで偏差値70の高校に合格しましたし、高校も進研ゼミだけで共通テスト9割近く取っています。
その代わり、息子さんはコロさんもびっくりするほど、何度も何度も進研ゼミを解きなおして過去問も自分で買ってきて何周もしていたそうですよ。
あと、うちの次男も中2まで塾へ通っていましたが塾の先生が嫌いと言って塾をやめて中3から進研ゼミ一本にしました。
次男も地元の公立高校進学校、偏差値65に合格できましたので、私も進研ゼミだけで高校受験は合格できると言い切ることができます。(我が家は田舎暮らしなのでこういう塾へ行っていない子がクラスに何人か存在します)
塾に行ったら教材を自分で準備する必要はありませんし、塾によっては何度も同じ問題を解くよりも同じような問題を何個も何個も解いて力を身に付けさせるところもあると思います。
どちらが向いているかはお子さんの性格にもよりますが、どの教材を選んでも偏差値70を超える高校へ合格することは可能なんです。
またコロさんはお金があればz会もさせてみたかったとおっしゃっていたので、やはり同じ高校に進んだお友達はz会人口が多かったようです。
塾とz会両方という組み合わせの子が多く、高学歴の方たちへのz会の信頼は厚いものがあるとおっしゃっていましたし、私も息子の通う学校のお友達を見て、偏差値60を超える大学(特に東大や京大)を目指すならz会だなと思います。
でも実際は進研ゼミやスマイルゼミでも偏差値60を超える大学への進学は可能ですので、結局最後は教材云々ではなく本人のやる気と根性ということは明らかです。
塾へ行っても勉強しない子は成績も上がらないですからね・・・。
中高一貫校なので中学生の間は塾なしで勉強を進めたい
中高一貫校向けの教材は
の3つの教材に中高一貫校向けコースがあります。
学校で使用されている英語の教材、数学の教材がどれか?によって決めます。
このように選びましょう。
定期テストで点数を取るには教科書に即した教材が届く方がなにかと便利です。
ですが、英語の教科書はプログレス21だけど英語は得意なのでもっと高みを目指したいという方は、z会のAsteriaの受講をおすすめしますので、z会を選んでください。
届く教材をやり残しが無いようにしっかりこなせば、通信教育だけでも中高一貫校で上位を維持することは可能です。
むしろ中学受験が終わって気が抜けていく子も多いのが中高一貫校の中学校の特徴なので、この時期に気を抜かずに通信教育をやり続けることができれば、中学校の間は比較的楽に上位をキープできます。
中学校の学習で上位をキープすることができれば、高校に入ってもその成績を維持しやすいのでぜひ頑張ってください。
中高一貫校の深海魚 どうにかして抜け出したい
せっかく中学受験をして中高一貫校に入ったのに、中学受験で燃え尽きてしまったのか勉強に全く身が入らず学年最下位に近い成績を取ってしまうお子さんもいますよね。
この状況をどうにかして抜け出すには、
- 基礎力のアップ
- 勉強時間の確保
この2つが欠かせません。
そして中高一貫校は授業進度が早く、一度勉強しない期間ができてしまうと追いつこうと思ってもなかなか追いつけないこともあります。
どうにかして挽回するには、効率よく分からないところから順を追って復習していくことが大切です。
それを実現するためには
を使いましょう。
すららの中高一貫校コースを使えば、学年をさかのぼった学習もできますし、つまづいたところから順を追って学習してくことができます。
今習っているところに追い付いた後も先取り学習までどんどん進められるので、基本をしっかり押さえたゆるぎない基盤を作る学習が可能となります。
できるだけ安い値段で効果の高い教材を選びたい
値段の安い教材は
です。
ポピーは紙の教材のみで、レベルは高校受験偏差値60くらいまで。
進研ゼミはタブレットと紙の教材どちらも選べて、高校受験偏差値は全範囲をカバーしています。
を選びましょう。
お金は気にしないので大学受験を見据えた学習がしたい
必ず大学受験をしたい、大学は名のある大学に行きたいということならば、高校は難関校に合格したいところです。
そうなると
この3つが選択肢となります。
大学受験のときも難関国立大学や私立難関校、最難関校を目指すならz会か進研ゼミハイレベルがおすすめです。
z会なら高校の学習の先取りになる問題も出題されるので、高みを目指す方はz会を受講しましょう。
英検や漢検の学習もしっかりできる教材がいい
英検対策講座が準備されているのはこの5つの教材です。
スマイルゼミの英検対策は有料ですが、そのほか3つの教材の英検対策は無料です。(進研ゼミのオンラインスピーキングは有料です。)
漢検対策講座が準備されているのは
スマイルゼミだけです。
スマイルゼミの漢検対策は3分トレーニングというところに入っていて無料です。
ただ、漢検は英検と比べると勉強方法が「暗記」するだけなので、講座を受けなくても問題集さえあれば合格できますのであまり対策は求められていません。
英検は高校受験や大学受験で2級以上の級を持っていれば有利に働くことが多いので、現在の学年以上の級の取得を目指して頑張る子がたくさんいます。
そのため英語の基礎学習も含めた教材はとても人気です。
また検定だけではなく、将来ビジネスでも使える本物の英語力をつけるのなら、『Z会Asteria 』がおすすめです。
z会Asteriaは英語4技能を底上げするだけではなく、英検準1級の取得を目指すプログラムです。
子どもが途中で投げ出さない教材がいい
子どもが途中で投げ出さないためには、難しい教材を選ばないことも大切です。
お子さんにはこの学校に入学してほしい!という強い希望があるのも分かりますが、難しすぎる教材を選ぶと勉強が進まなくてやる気がそがれてしまいます。
小学校のカラーテストで100点がなかなか取れない子はz会のハイレベルは選んではいけません。
小学校のカラーテストで80点がなかなか取れない子はどの教材もハイレベルは選ばず、スタンダードにしましょう。
コース変更はいつでもできるので、成績が上がってきたらハイレベルに変更してくださいね。
うちの子は優秀!という親の欲目を一度捨てて、最初は謙虚に教材を選びましょう。
z会のハイレベルは小学校のテストが毎回100点取れるくらいの子でも厳しいことがあります。
一度、資料請求をして体験教材を見て、お子さんと一緒にやってみてレベルを知ることから始めてください。
中学生になったらスマイルゼミ・進研ゼミ・z会など通信教育はどれがいいか?は本人に選ばせて
中学生になると親が決めたことに反発を覚えるお年頃になります。
だからいくらいい教材、良い塾に通ったとしても「親が決めた」というだけで嫌な気持ちになるのが中学生です。
いくら塾より安いとはいえ、せっかく購入しているのにまったくやらないのではもったいないし成績も上がりません。
中学生になったら親がこれがいい、あれがいいと指図するのではなく、お子さんに選ばせるスタンスで教材を決めてください。
もちろん、なんとなくこれがいいんじゃない?と誘導するのはありだと思いますが、あくまでも「子ども本人が決めた」というスタンスを貫いてください。
それぞれの通信教育の特徴をまとめた表も参考にしてください。
中学生は時間が無いので通信教育が便利 部活引退までは重宝する
周りが塾に行っていると本当に通信教育だけでいいのだろうか?と不安になる方もいると思います。
たしかに塾に行くと情報はたくさん入りますし、先生がモチベーションを上げてくれるので子ども自身もやる気を出しやすいメリットがあります。
かといって、中学生になったばかりの子どもたちが部活も勉強もどっちも一生懸命がんばれるかというと、どっちかしか頑張れない子の方が多いはず。
部活も塾も時間を取られるのがネックですから、やはり部活を引退する3年生の春ごろまでは、通信教育だけで成績を維持できる程度に勉強できるのなら、通信教育はとても重宝します。
中3の夏以降は保護者の方も不安になったりすることもあると思うので、受験と言う雰囲気と受験に関する情報を得るために塾に行くのもいいのかもしれません。
でもその情報さえ入ってしまえば、塾に行っても通信教育でも、本人がコツコツ地道に勉強さえすればそれで大丈夫です。
情報は学校の先生に聞いても教えてくれるので、使えるものはどんどん使って通信教育だけで志望校を勝ち取ってくださいね。
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